毎回、50回一区切りで、この国政報告を小冊子にしているので、本号で5冊目となります。国政に携わる機会を頂いて5年間、最初の3年間は野党として、4年目は与党に回り、総務大臣政務官として、5年目は党総務としての立ち位置から国の重要課題の進展を見つめてきました。次号からの6年目は、9月29日(月)に召集される第187国会(臨時会)の流れを、与党国会対策(国対)副委員長として報告していくことになります。
25日(木)の国対で各議員の所属委員会が決まりました。私は総務委員会と東日本大震災復興特別委員会の理事を務めるほか、議員運営委員会(議運)、政治倫理審査会、憲法審査会の3委員会に配属されました。この一年は、国会の本会議・委員会の運営を中心に活動する事となり、政務調査会の役職は財務金融部会の副部会長のみになりました。さらに、先週19日(金)の議運理事会で本会議の議事進行係に選任頂きました。本会議の議事を円滑に進めるため、予め議運で決められた動議を伊吹議長に発言・提出する役回りです。俗に「呼び出し」とも言われ、480人の衆議院議員で一人だけが務める係ですので、大変光栄な反面、責任重大と緊張しています。
25日には、佐藤国対委員長始め幹部の皆さん立ち会いの下、先に係を務めた小此木、御法川、阿部3先生について、事前練習をしました。召集日の29日にも出番がありそうで、これからは体調にも一層気を付けて臨まなければと心しています。議事進行係は議運理事会にも陪席するため、一段と忙しくなります。本会議開会中の月曜から金曜まで、今までにも増して永田町に張り付きとなるため、地元の行事を失礼するケースが増えると思われます。ご理解とご容赦の程、お願い致します。
早速、24日(水)、25日と連続して議運理事会があり、今国会の会期は11月30日(日)までの63日間で与野党合意しました。主たるテーマは、地方創生、女性活用、災害対策などですが、日豪経済連携協定の批准案件もあります。年末の消費税10%引き上げの判断に向け、景気の動向はどうか、また、TPP交渉の推移や九州電力川内原発の再稼働問題、沖縄の普天間基地移設問題、福島県など大震災被災地復興の進捗についても論点になると思います。まずは来週から、安倍総理の演説と各党の代表質問、衆参両院の予算委員会と、議論の展開を見つめ、自分の考えも整理しながら報告して行こうと思います。
週末の富山は好天に恵まれ、福岡のつくりもん祭りも盛況でした。収穫の秋、取れたての野菜を様々なイメージに表現する伝統の知恵に今年も感嘆しきりでした。それぞれの地域にそれぞれの良さがある、全国津々浦々が元気な日本づくりに向けて、国会の現場で努力しながら、自分なりに政策を練って行きたいと思います。