21日(金)、台風15号より一足先に沖縄へ入り、22日(土)は山本一太前沖縄担当大臣、島尻安伊子沖縄県連会長とともに、西普天間住宅跡地が今春米軍から返還された宜野湾市、県立普天間高校、琉球大学医学部を訪問し、佐喜真市長、県謝花部長、下地校長、松下医学部長ほか関係の皆さんと懇談してきました。その後、台風は沖縄から九州へと進み、豪雨等の被害が出ました。関係の皆様にお見舞い申し上げます。
西普天間地区の広さは50ha余り。将来の普天間飛行場の返還のモデル・ケースとするべく、国・県・市の協力で事業を進めようとしています。今は、埋蔵文化財の試掘や、支障物件の有無の調査が進められており、上物を取り壊し、区画整理事業に着手できるまで、およそ3年間かかると見込まれています。7月に市が地主会の皆さん等と調整して決定したゾーニング計画では、琉球大学医学部・附属病院と県立普天間高校の移転をメインに考えています。実際の工事は数年後になる訳ですが、その間にも、隣接する米海軍病院との交流や、高校・大学間の連携、地域の健康づくりへの貢献が期待されます。懇談では、市、地主会から既存の国道等へのアクセス道路の整備を図るため、跡地に隣接する産業地区(インダストリアル・コリドー)の返還前倒しを強く求められました。また、現在の普天間高校の周囲の密集市街地の解消、高校でのグローバル人材育成への期待、琉大医学部・附属病院を中心とした国際医療拠点形成に向けての検討状況など詳細に知る事ができ、「骨太方針2015」に基づく国の支援が確実なものとなるよう努力を続ける気持ちを新たにしました。
現在、国と沖縄県との間では、普天間飛行場の移設先となる辺野古沖での埋立工事を巡り、一カ月という期限を切って話し合いが続いていますが、西普天間地区の活用については、気持ちを一にして頑張って行きたいと、決意を新たにしました。
22日に空路東京経由で無事富山に戻り、23日(日)は福光南部地区後援会の総会に野上・堂故両参議院議員とともに出席し、手短かに国政報告をさせていただきました。24日(月)には上京し、月末の新年度予算要求締め切りに向け、各省庁の取り組みを報告する政務調査会の部会に出席、情報収集に努める毎日でした。地元からの来訪も、24日に東海北陸道の要望で、知事、小矢部・南砺市長、25日(火)に党南砺市・砺波市青年部OBの皆さん、27日(木)に富山駐屯地の要望で砺波市長と続きました。
一方、国会は、参院の平和安全法案の審議を軸としながらも、両院で案件審議が進みました。衆院ではドローン対策の航空法改正案を全会一致で参院に送り、来週3日(木)に予定される本会議でも数本の案件を処理できる見込みです。参院でも、女性活躍法案、農協法案など大型案件も成立の見通しで、労働者派遣法案も審議が大詰めを迎えています。全体として、内閣提出法案の成立率はかなり上昇し、継続案件を絞り込めそうな情勢です。
会期末まであと一か月、実りある国会となるよう、国会対策に努めつつ、新年度予算要求案を把握、適宜報告して行きます。