ここへ来て最高気温が30度を超える日も出て、先日までの肌寒さに比べ、梅雨入り前での変化の激しさに驚かされます。復興庁の仕事では「復興五輪」海外発信プロジェクト関連の仕事が続いています。24日(金)の夕刻はフィンランド大使館の国交樹立100周年記念レセプションに出席し、28日(火)は午後から宮城県に出張し、復興庁主催の在京大使館関係者の宮城ツアーの夕食懇談会で熊谷利府町長にも出席頂き、参加された方々の感想を伺いました。このツアーは岩手県、福島県でも順次予定しており、発災から8年余の被災地の現状に直に触れて頂き、復興五輪への機運の盛り上げや風評払拭につなげようとするものです。宮城へはアンゴラ、モルディブ、リトアニアの大使、アゼルバイジャン、スロバキア、ハイチの大使館スタッフに参加頂きましたが、復興の進捗への評価や、災害への対応策を母国で活かしたいとのコメントがありました。
一方、25日(土)は富山で党県連の定期大会に出席したほか、県栄養士会、党福野支部、砺波支部、大門支部の総会にも顔を出し、先の統一地方選の御礼と併せ、7月の参議院選挙へのお力添えをお願いしました。夕刻には大相撲夏場所14日目での県出身力士、朝乃山の幕内初優勝が決まり、各会場が大いに沸きました。最終のはくたかで上京し、26日(日)は在京当番で、米トランプ大統領の来日で警戒態勢が敷かれた都心で1日を過ごしました。
28日の衆議院本会議では、内閣提出の「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律案」が、厚生労働委員会での与野党協議による一部修正を受け、全会一致で可決されました。重要法案について、十分な審議がなされ、各党の納得する形で子供たちの安全対策が強化されたことは喜ばしいことです。しかし、同日朝、川崎市多摩区の路上で登校中の児童・保護者の方々19人が殺傷され、うち2人が亡くなられる悲しい出来事がありました。理由無く無差別に危害を加える行為に憤りを感じ、被害に遭われた皆様にお悔やみとお見舞いを申し上げます。
宮城出張の2日目となった29日(水)の朝は、仙台市で「みやぎ心のケアセンター」を訪問し、被災された方々の様々な心の問題を支援している活動の内容を伺いました。住宅など施設面では復興の進捗が見られる地震・津波被災地域でも、一人暮らしの高齢者や、生活にご苦労のある方など、精神面でのケアが必要なケースが残っており、複雑化する傾向にあるそうです。センターでは自治体の福祉・生活部局などと連携し、被災された皆さんが取り残されないよう相談、訪問、研修など多面的に活動されており、復興・創生期間(令和2年度末まで)を超えて国・県の支援を要望されています。前号では岩手出張について報告しましたが、今回も石巻市での亀山市長との意見交換を含め、「現場主義」の大切さを再確認しました。