29日(水)夜、党総裁選挙を終えて、本号を綴っています。17日(金)の告示以来、12日間の運動期間を通じて、岸田、河野、高市、野田4候補の政策論争が活発に展開され、党の多様性と人材の選択肢の豊かさを世論にアピールできたと思います。党員票と議員票を半々のウエイトとして行われた第一回投票では、1票差で岸田、河野候補が1位、2位となりました。直ちに両者による決戦投票が行われ、党員票は都道府県毎の47票、議員票は有効数380票で集計の結果、岸田候補が257票、河野候補が170票で、岸田新総裁が選出されました。
私は、前号で記した通り、2回とも河野候補に投票しました。また、富山県の党員投票の結果は、河野候補が9842票と全体の47%程度を占め、1位でした。結果については、議員、党員の皆さんそれぞれの貴重な判断の集大成であり、岸田新総裁の挨拶にもあったように、挙党一致、「全員野球」で国政を前進させていかなければなりません。明日にも、党役員人事があり、10月4日(月)に臨時国会が開会、首班指名で新内閣発足と急ピッチで事は進められていきます。衆議院議員の任期満了も21日(木)に迫っており、新総理の所信表明、各党代表質問を経て、国民の皆様に信を問う総選挙が実施される流れです。河野陣営の一員として、応援頂いた方々に御礼申し上げるとともに、岸田総裁の下、心新たに努力していく事を誓います。
一方、コロナウイルスは、現下の菅内閣の努力と、国民各位のご協力により、第5波が急速に収束しつつあり、全国各地に発出されていた、緊急事態・重点措置は全て30日(木)の期限をもって解除の運びとなりました。ワクチンも、1回以上接種者の国民に占める割合は、今日現在で69.6%、2回接種者が58.7%に達し、ドイツの水準も超え、来週は英国と肩を並べそうです。国産ワクチンや飲み薬の開発も臨床試験が進み、遠からず態勢が充実しそうです。飲食・旅行など対面型サービス業及び関連業種の皆様には度重なる自粛をお願いしてきましたが、段階的にせよ、行動制限の緩和を進められる段階に到達しました。10月が各業種にとって明るさの増す月となり、さらに新政権の下、効果的な経済対策により、回復軌道が確かなものなるよう念じます。
週末、地元では、総選挙に向けてPR動画を撮影したほか、25日(土)は高岡市万葉歴史館のリニューアル記念式典、26日(日)は高岡ロータリークラブ主催の裏千家お家元の講演会に出席しました。富山でも感染が落ち着き、ステージ3からステージ2に制限が緩和されるなど、社会活動再開の動きが見えてきました。基本的な感染予防のルールは守りながら、お互いのコミュニケーションも大切に、充実した秋となるよう心がけて行きます。