先週の22日(日)、23日(月)と、党沖縄振興調査会の小渕会長に同行し、約2年ぶりに沖縄に伺いました。沖縄振興特措法の期限の10年間延長、本土復帰50周年式典等も終え、OIST(沖縄科学技術大学院大学)の開学10周年も踏まえ、経済界、県議の皆さんとの意見交換も含め、現地視察ができました。
第2滑走路も整備され、ターミナルが拡張された那覇空港ですが、コロナウイルスの影響で、以前に比べ人込みはまだ戻り切らない印象でした。感染者数が峠を越え、観光客も徐々に増えており、夏場には修学旅行の復活も期待しているとの事でした。米軍から返還された宜野湾市の西普天間住宅跡地では、琉球大学医学部の移転工事が進捗していました。ついで、沖縄市、北中城村のキャンプ瑞慶覧のロウワープラザ住宅地区にて施設返還に先行する公園整備の計画を伺いました。日米合意に基づき米軍施設の返還を着実に進め、成果を県民が享受できるよう、個々の事業に取り組む重要性を痛感しました。那覇港湾施設の移転計画も、松本浦添市長の受け入れ決断を踏まえ、港湾計画への位置付け、防波堤の整備などを推進せねばなりません。那覇市では、3年前に焼失した首里城正殿の復元工事現場を見ました。県内外の多くの浄財も寄せられ、必要な部材の調達もめどが立ち、過日、岸田総理から11月3日の本体工事着工が発表されました。今後は復元の歩みをできるだけ一般公開しながら令和8年度の竣工を目指し、事業が進められます。新たな振興計画では沖縄の特殊事情を踏まえつつ、自立的発展と豊かな住民生活を目指して様々な施策が展開されていきますが、今回視察した基地跡地の有効利用や首里城再建など、調査会としても応援していきます。
この間、バイデン米大統領夫妻の来日、米豪印との首脳会合(QUAD)と、東京では重要な外交日程が展開されました。QUADでは、ロシアのウクライナ侵略を念頭に、紛争は一方的に武力で解決するのではなく平和的に解決すべきであり、国際的なルールに基づく秩序を支持する旨の共同声明が出されました。党内でも、我が国の領土、領海、領空、国民の生命・財産を守るために真に実効的な防衛力を改めて検討、構築すべきと議論されています。このほか、24日(火)は3年ぶりに県市議会議長会の皆さんとの懇談会、25日(水)はOIST10周年記念レセプションに出席、27日(金)には補正予算案が衆院本会議で可決、参院に送付されました。
週末の地元は、28日(土)、綿貫先生に出席頂いて利賀ダム建設期成同盟会総会と転流工トンネル着工式が催され、その後、南砺市井波の浄蓮寺にて「共生の園」のオープニングに出席しました。29日(日)は安倍元総理、小渕先生に来県頂いての党県連政経文化セミナーと党福野支部総会に出席、投票日が6週間後に迫る参議院選挙への支援をお願いしました。