26日(日)午後、京都駅に隣接するホテルで文化庁の京都移転祝賀会が開催され、富山から出席しました。岸田総理、永岡文科大臣、地方創生担当の岡田大臣、都倉文化庁長官など、挨拶があり、明治の初めに都が東京に移されて以来、初めての中央省庁の地方移転を祝い、意義が強調されました。確かに、数百人規模で職員及び家族が京都に住民票を移す事自体が画期的です。また、文化行政の面では、京都は有形・無形の文化財の宝庫であり、政策立案に携わる職員の皆さんにとっても、肌で京都の持つ雰囲気に触れ、様々な文化的経験ができる点で、創造的な「化学反応」を期待するものです。しばらく期間を空けて、移転の得失も検証されるものと思いますが、他省庁においても、「庁レベル」で全国各地のブロック都市に移転する流れを作り出せれば、民間企業の動きにも影響を与えるのでは、と期待しています。また、単に東京から出るだけでなく、移転先の土地の風土が行政に新たな活力を吹き込んでくれれば、国の機能を分散配置するメリットが高まるものと思います。
さて、先週は20日(月)にいったん地元に戻り、春分の日の21日(火)に砺波市選出の米原県議、小矢部市選出の筱岡県議の事務所開きに出席しました。その晩に再度上京し、22日(水)は衆院文科委員会で「私立学校法改正案」の審議を進め、全会一致で可決、24日(金)の本会議で無事参院に送付しました。この本会議では岸田総理のインド・ウクライナ訪問の帰朝報告・質疑も行われました。広島サミットの前にG7のメンバーとしてウクライナを訪問しておくことが我が国外交上の課題となっていました。安全確保の面でも、極秘裏に事を運ばねばならなかったことは大方の党派の了解を得ており、質疑も概ね順調に進みました。
一方、統一地方選は23日(木)から知事選がスタートし、4月9日(日)の投票日に向けて各地で選挙戦が展開されています。幸い内閣支持率は、ウクライナ訪問も寄与して週末の世論調査でも上昇傾向が続いています。4月23日(日)の国政の5選挙区補欠選挙にも追い風と言えそうです。一方、懸念されるのは、一部地域で党内で候補を絞り切れず、分裂選挙になっていることで、オウンゴールによる取りこぼしの無きよう、念じています。
週末の25日(土)朝、南砺市選出の武田県議の事務所開きに出席、これで地元の党公認・推薦候補の選挙事務所が全て揃いました。夕刻には米原県議の事務所で橋本聖子参議院議員、稗苗県議の激励演説会があり、堂故議員とともに顔を出しました。午後には高岡市二塚地区の地域活性化推進協議会の設立総会に出席しました。新幹線の敦賀延伸や南環状道路の整備を踏まえ、地域の発展方向を住民・企業で構想しようという取り組みで、時宜を得たものと思います。次号からは新年度、予算成立後の展開を追っていきます。