先週のウィークデーは比較的穏やかな毎日でしたが、週末は再び冬型となり、24日(金)から25日(土)にかけての富山は時雨模様でした。幸い、心配された初雪には至らず、26日(日)は日差しが戻り、庭にチューリップの球根を植える事ができました。
土曜の夕方は南砺市の才川市議の後援会懇親会に出席し、日曜は6市の市議有志で組織頂いている慶政会にて国政報告として鉄道について話しました。まず、城端線・氷見線を公共交通再構築計画に基づき、設備を更新して経営を移管する取り組みが県、沿線4市、JR西日本、あいの風とやま鉄道の間で協議されている事について、今年度予算において国が地域の公共交通の維持のためにより積極的に財政支援するに至った経緯を伝えました。社会資本整備総合交付金を導入し、費用の2分の1(JRの場合は3分の1)を負担し、さらに地方負担の45%は地方交付税で手当てするので、自治体の負担は実質4分の1(JRの場合は3分の1)となり、これを県・市で折半することになります。また、来春の北陸新幹線の敦賀開業に伴うダイヤ設定について、新高岡駅停車の「かがやき」の定期便化は実現しなかったものの、速達型「つるぎ」(敦賀・福井・金沢・富山駅停車)の新高岡駅停車が5往復実現したことを指摘しました。将来、新大阪まで延伸した際に、在来特急「サンダーバード」のような新高岡駅停車の速達型列車の設定につながる第一歩であり、また、新高岡駅停車の列車本数も県庁所在地に次ぐ数となっており、地域の願いに一定の配慮があったのでは、と私の見方も話しました。
東京の動きですが、21日(火)、22日(水)と衆院予算委員会で補正予算案のテレビ入り審議が行われました。24日(金)午前に締めくくり質疑の上、夕刻の本会議に上程され、与党に加え、維新、国民民主も賛成頂いて可決、参院に送付されました。今回の補正予算は特に物価高に賃上げが追い付いていない現下の経済情勢を「転換期」にあるとみなし、家計を下支えしつつ、経済を軌道に乗せるべく、成長分野にテコ入れしようとするものです。地方財政についても、昨年度に引き続いて交付税を増額配付するほか、自治体が独自に取り組む物価高対策の財源として臨時交付金が措置されています。成長と分配の好循環の実現こそが目下の内政の目標です。
党税制調査会は21日に政調各部会長からヒアリングを行い、議論が本格的に始まりました。私も沖縄、東日本大震災復興の立場で要望を説明しました。同日、座長を務める佐渡島の金山世界遺産登録実現PTも開催され、手続きが着実に進んでいる現状を確認しました。
22日夜には県商工会連合会の宮本会長、石澤顧問ほか皆さんと懇談の機会があり、23日(木)は東京に残って、南砺市城端のPAワークスさんが、砺波市の三郎丸蒸留所も参考にして制作された映画、「駒田蒸留所へようこそ」を見て過ごしました。