国政報告(第184号)

 先週末の18日(土)、全国山・鉾・屋台保存連合会の定時総会が栃木県鹿沼市の今宮付け祭りの皆さんのお世話で開催され、鬼怒川温泉で催された懇親会に参加しました。いつもの事ながら、国の有形・無形民俗文化財に指定された祭りを担う皆さんと屋台の修理に携わる皆さんが一堂に会し、私も元気をもらいました。東京経由で19日(日)に富山にトンボ帰りして、前田利長公400回忌を記念して国宝瑞龍寺で献茶式に臨まれる茶道裏千家の鵬雲斎大宗匠をお迎えしました。前田家からはご当主の利祐様ご夫妻もお越しで、綿貫元衆議院議長も出席されて懇親会が開かれました。先立っての大宗匠のご講話では、日本の良き伝統を大切にしながら、「一碗からピースフルネスを」をモットーに国際親善に務められているお気持ちを率直に聴かせて頂けました。

 20日(月)の献茶式には出席がかなわず、上京して総務省の仕事に戻り、21日(火)は衆議院総務委員会で電波法改正案の審議で答弁に立ちました。電波利用料を財政力が弱い市町村の消防・防災無線のデジタル化の補助にも使えるようにして、周波数の使用帯域を圧縮し、鉄道や電気事業者の無線に割り当てようという内容で、全会一致で可決頂きました。目下、衆・参両院で総務省関連の法案審議が順調に進んでおり、しばらくは、委員会定例日の火曜と木曜が忙しくなります。この間、ICT成長戦略に関する各種会合が省内で開かれていて、充実したウィーク・デーとなっています。

 そんな中、21日は県内の市議会議長会の皆さん、23日(木)は射水地区後援会の女性部の皆さんがそれぞれ上京され、夕食をご一緒させて頂きました。地元の皆様に東京でお会いし、話をしたり、励まして頂けるのは大変嬉しいです。これからは、夏場に向け、来年度の予算・施策の検討を進める時期に当たり、富山県についても新幹線開業後の将来像を描きつつ、必要な国の事業に結び付けて行かなければなりません。色々な要請や意見をしっかりと受け止め、持ち場で努力していきます。

 首都圏のテレビ電波の発信元を東京タワーから東京スカイツリーに切り替えていく準備は、試験放送が最終段階に入り、24日(金)と26日(日)には朝9時から夜7時まで10時間連続で電波を切り替えて放送が行われます。関係者の努力で難視聴対策も大分目途がついてきて、移転の実現まで後一歩の現状です。このほか、4月に地デジ日本方式の採択をお願いしたアンゴラ共和国の動向も気になるところです。6月1日(土)から3日(月)まで、横浜市で第5回アフリカ開発会議(TICAD-V)が開催され、各国首脳が来日されることもあり、ボツワナ共和国に続いて採択頂ければ、と願っています。今週末は在京当番、来週も後半国会と成長戦略立案に取り組んで行きます。

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