6月1日(土)から3日(月)にかけて、横浜で第5回アフリカ開発会議(TICAD-V)が開催されました。この機会をとらえ、前日の5月31日(金)にボツワナのマシシ公共政策担当大臣とアンゴラのブラガンサ外務副大臣と面談し、地上デジタル放送の日本方式の採用について話し合いました。既に2月に採用決定を頂いているボツワナ・マシシ大臣とは、今後の具体的な進め方を打ち合わせ、検討中のアンゴラ・ブラガンサ副大臣には、所管のロッシャ情報通信大臣によろしく伝えて頂くようお願いしました。このほか、レセプションの場等でマラウィのバンダ大統領、モザンビークのゲブーザ大統領にも働きかけをする機会を得ました。近年のアフリカの経済発展は目覚ましく、日本との間でも援助や技術協力を超えて、企業進出や資源開発など通商の多様な分野に渡って関係が深まりつつあります。TICAD-Vでも、安倍総理が議長となって「躍動のアフリカと手を携えて」とのテーマの下、「成長」に焦点を当てた議論が展開され、「横浜宣言2013」と向こう5年間の行動計画が採択されました。
ちょうど3日には、中米のグアテマラが日本方式を採用頂いた旨、報道発表があり、これで中南米を中心に14カ国で採用されたことになります。南部アフリカにも展開が進むよう、引き続きアンゴラの動向を見守っていきたいと思います。
今週の見学は、かんぽ生命(株)の東京サービスセンターでした。全国の契約のほぼ3分の1を取り扱い、個々の郵便局でお客様が申し込まれた新規契約の内容チェックと、保険対象の事故があった時の保険金支払いの審査をする場所です。窓口からの照会や、お客様の問い合わせ・苦情への対応も業務としています。いわば、「縁の下の力持ち」の役割を担っており、会社が保険業務を円滑に進めて行く上での要といえます。契約書面は1枚ずつイメージ・スキャンで画像として取り込まれ、スタッフの方がコンピュータの画面上で手際よく内容チェックを進めていました。今後は支払い関係書類も画像に取り込んで扱う予定とのこと、業務の効率化が期待されます。
国会は、参議院で衆議院の定数是正に関し、野党が提出した18増23減法案の扱いを巡り与野党が対立し、新たな法案審議に入れない状況です。それでも5日(水)には本会議があり、先に委員会審議を終えた電波法改正案が可決成立、併せて一度否決された人事院の人事官と、会計検査院の検査官を含む人事案も同意されました。6日(木)には衆議院の総務委員会で地方分権を進める「第三次一括法」も審議を終え、残るは参議院の総務委員会で給与法改正案の審議だけとなりました。来週14日(金)には東京都議会議員選挙が告示・スタートするだけに、そこまでがいわば「終盤戦」です。
安倍内閣の成長戦略が逐次発表される一方、株価はいつの間にか一本調子の上昇基調から不安定な値動きに変わってきています。参議院選挙まで1カ月弱、ここ一番、内閣の関係者が緊張感をもって事に当たるべき時、自分も持ち場で努力していきます。