国政報告(第199号)

 15日(日)と16日(月)の連休が在京当番となり、宿舎で各省庁の概算要求資料を読んで過ごしていたところ、台風18号が発達を続けながら本土に上陸、気象庁から京都・滋賀・福井等の府県に大雨特別警報が出る事態となりました。テレビでは京都・嵐山を始め、各地の河川増水・浸水の模様が報じられ、被害は広範囲にわたりました。関係の皆様にお見舞い申し上げます。自治体の避難勧告等、対策も手厚かった事もあり、人的被害は最小限に留まったようです。総務省に登庁するまでには至らず、当番明けとなりました。

 これに先立つ14日(土)、JR城端線新高岡駅の起工式に出席しました。平成16年末、富山・金沢間の着工が決定する際、新幹線新駅の位置を数百メートル西に移して城端線と接続する形を高岡市役所から要請し、県・国のご理解を得る事ができたのが、今日につながっている訳です。挨拶では、関係者の一人として、御礼を申し述べるとともに、一日も早く城端線に「ピッカピカ」の新車両が投入されるよう、また、高岡駅での城端線・氷見線直通化の実現を、堂故参議院議員と一緒に頑張っていくことを誓いました。新幹線開業まで、あと1年半。多くの乗客が行き交う姿が現実のものとなるよう、地域として「おもてなし」の努力も大切ですね。

 17日(火)の夕刻に再び上京し、総務省の用務を中心に過ごしています。今月末に副大臣・政務官の一部交替が予定されており、ともかくも、この9か月の業務に一定のまとめを付けようとしています。18日(水)は、モザンビーク大使館を訪問し、マラテ大使に地デジ日本方式の採用に向け、本国への働きかけをお願いしました。私たちの7月末の現地訪問の後、8月には自民党の日本・AU友好議員連盟の国会議員の皆さんが訪問下さり、波状的な働きかけを行っています。近い将来の採用決定を期待したいものです。同日午後、省内で私が主催した「電子政府研究会」のメンバーと厚生労働省の課長ほか皆さんで、都内の飯田橋公共職業安定所と日本年金機構の千代田年金事務所事務センター(有明に所在)を訪問しました。雇用保険と年金に係る諸手続きの電子化に取り組んでおられる最前線であり、システムをどのように改善すれば職員の皆さんの事務処理の負担が軽減されるかという視点から多くの「気づき」がありました。

 7月から2か月間、職員の皆さんと精力的に取り組んだ成果は、19日(木)、遠藤政府CIO(内閣情報通信政策監)に報告・提言しました。役所の能率が上がり、国民・企業の行政手続きがスマートになり、経済成長にも寄与できる「ICT先進国」に日本が成長していけるよう、現場に立脚した不断の努力が必要です。

 同日夕刻、おそらく現メンバー最後の政務官会議が官邸でありました。20日(金)は、ICT街づくり事業に取り組む静岡県袋井市を半日訪問します。9月末の節目に向けて、全力投球で進みます。

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