桜が満開の東京で新年度を迎え、佳境を迎えた案件審議で委員会続きの毎日です。先週末の29日(土)は高岡駅の新駅ビルのオープニングに出席し、2階デッキから今までにない視線で眺めた高岡の中心部の街並みが心に残りました。1階には万葉線が引き込まれ、そのレールはいつでも氷見線の7番ホームに伸ばしていける設計となっている事を挨拶に含めました。第三セクター化される北陸本線と氷見線、城端線、万葉線が相互に行き来でき、県西部の6つのマチがレールでしっかり結ばれる姿を目指し、頑張りたいと思います。
セレモニーから急いで富山市に向かい、地方議員連絡協議会主催の石破幹事長講演会に出席しました。現下の国政が抱える諸課題に要領良く触れて頂き、来春の統一地方選での勝利を目指し、今年は党組織の足腰を鍛えるという方針を明快に語って頂きました。夜は党小杉連合支部の総会に出席、盛会でした。
明けて30日(日)は、天候は風雨でしたが、待望久しかった牧野大橋の開通式に参列しました。同席の野上国土交通副大臣には、東海北陸自動車道の県内区間の四車線化に向け、関係者の協議の場を設けて頂き、確かな一歩を踏み出して頂いた事、御礼申し述べました。石井知事には、新幹線開業の一年前に竣工頂いた御礼と併せ、残された中曽根・作道間の2期工事をよろしくお願い致しました。
毎週同じように、月曜の31日に上京し、1日(火)は本会議、2日(水)は内閣委員会、3日(木)は東日本大震災復興特別委員会、4日(金)は再び内閣委員会、決算行政監視委員会に本会議と会議に押されています。そんな折、党水産部会関係では、国際司法裁判所(ICJ)で、日本の南極海での調査捕鯨が違法との予想外の判決が下り、部会でも対応に苦慮する事となっています。裁判を提訴したオーストラリアとは、今週末にアボット首相が来日し、日豪EPAの交渉が重大局面を迎えようとしていただけに、外交面でも難しい判断が迫られます。
3日午後の水産部会では、出席議員から、判決を詳細に分析し、改めて日本の鯨食文化のPRを内外で展開するとともに、我が国近海での捕鯨に影響が及ばぬよう努力すべきとの意見が出されました。また、3月18日(火)未明に三浦半島沖で衝突沈没したパナマ船籍貨物船から洩れ続けているC重油による漁業被害も議題となりました。地元選挙区の漁協が被害に遭っている千葉の浜田靖一議員、神奈川の小泉進次郎議員から国の適切な対応を求める要請がありました。3月のウクライナ情勢といい、今回のICJ判決といい、国政を巡っては、予期せぬ事態が次々に起こり得る訳で、これらを切り抜けながら所期の政策を着実に実行していく胆力が政府には求められます。それを支えて行くのが与党の役割と心得、持ち場の委員会の案件審議促進に、来週も汗をかいていきます。