桜が散ったと思ったら、もう銀杏並木の緑が萌え、外を歩くと暑く感じる位に季節が進んできました。週末の12-13日(土―日)と政務調査会の用務で沖縄へ出張しました。地元の島尻参議院議員、宮崎衆議院議員と、来春米軍から返還される西普天間地区を見学し、宜野湾市の佐喜真市長ほか関係者の皆さんと面談しました。返還される土地の面積は51ha、地主は662名で、住みたい方、売却したい方など思いも様々です。まずは、土地利用構想を固める事が求められています。「帰ってきて良かった」と感じてもらえるよう、国・県・市の連携協力が望まれます。
週が明けて14日(月)は、女性局の一日研修で、野田総務会長、橋本聖子参議院議員、三原局長ほか皆さんと一緒に、小田原・熱海のMOA関連施設を訪ねました。無農薬の自然農法の取り組み、豊かな自然に囲まれた医療施設、MOA美術館と巡り、久しぶりに気持ちをリフレッシュできた一日でした。
15日(火)には、2カ月ぶりに党のTPP対策委員会が持たれました。週末のシンガポール出張から戻られた西川公也衆議院議員の報告の後、アメリカでのフロマン代表との厳しい交渉に出向かれる甘利大臣を皆で激励しました。日米間の交渉の最新の状況は、進展を見つつも、未だかなりの距離感があるとの事で、24日(木)のオバマ大統領訪日に向け、ギリギリのやり取りとなりそうです。
今週は所属する三委員会が全て開かれ、それぞれ、理事として運営を円滑に進めるための環境づくりに努力しました。16日(水)は内閣委員会で「重大な犯罪を防止し、及びこれと戦う上での協力の強化に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協力の強化に関する法律案」、東日本大震災復興特別委員会で、委員長提案の「東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律案」がそれぞれ可決され、17日(木)正午過ぎの本会議で可決・参議院に送付されました。さらに17日午前、決算行政監視委員会で平成23年度及び24年度の予備費使用・国庫債務負担行為が審議、承認されました。大型連休に入る前の来週も、内閣委員会で法案審議が予定されています。
一方、17日には各電力会社から夏場の電力需給見通しが出揃いました。関西電力と九州電力は東京電力から一部融通を受けて、ギリギリ需要を満たす事ができるとの計画で、「稼働原発ゼロ」の状況の厳しさが浮き彫りになりました。九州電力川内原発の再稼働申請の審査については、月内にも九電から審査を踏まえた申請書が出る段階となっており、いつパブリック・コメントに入る事が出来るかが焦点となってきました。このように、今週は、TPP、原発再稼働を巡る情勢が緊迫する中、基地移設問題を抱える沖縄に赴く事となり、これら国政の最重要課題の解決に自分なりに努力していくよう、肝に銘じた次第です。