9月3日(水)、安倍内閣の改造が行われ、4日(木)には新しい副大臣・政務官も決まり、新たな体制で国の直面する重要課題の解決に当たる事となりました。党総務会の流れを追うと、2日(火)に党三役人事を安倍総裁に一任し、3日に総裁出席の下、臨時総務会が開かれ、高村副総裁は留任、谷垣幹事長、二階総務会長、稲田政調会長と三役が総裁から指名されました。今回の役員の任期は来年の9月30日まで、総務会メンバーについては、新メンバーが決まるまで従来の顔ぶれで続くため、私も今しばらくは総務会に出席する事になります。
次いで行われた改造人事は、女性閣僚が5人誕生する一方、主要閣僚は続投となり、経済・財政、外交等の主要課題への取り組みに継続性を重視した形です。石破前幹事長は地方創生担当相となり、地域再生政策の立案・実行を担当されます。衆議院で見ると、副大臣は1期先輩の赤澤亮正議員、石川3区の北村茂男議員など、3期生がずらっと並び、政務官は小泉進次郎議員が留任したほかは、2期生で未経験者が任命され、1期生からも中川郁子議員が抜擢されました。私たち、政務官経験済みの2期生は、党側の幹事長室、政務調査会、国会対策委員会等で党・国会運営に汗をかく事となり、詳細な分担は来週以降の決定となりそうです。
新体制への移行と並行して8月末には新年度予算の概算要求が締め切られ、各省庁の新規施策が出揃いました。関心のある事項については、担当組織のレクを受けていきます。また、富山では、週末の8月29日(金)に中川郁子議員を、本家の南砺市福光に迎え、福光・井波と2か所で「ふるさと対話集会」を持ちました。山田俊男参議院議員も加わり、少子化問題、伝統産業の後継者育成方策など地域の抱える課題について語り合いました。さらに、1日(月)、2日(火)と地域公共交通活性化議員連盟から赤澤会長、田畑裕明事務局次長始め10人のメンバーで、富山市・高岡市の鉄軌道など公共交通への取り組みを視察研修しました。地域住民の交通手段の確保のみならず、低床車両(LRT)自体がまちづくりの要となっている状況に理解を深め、ハイブリッド電車など近未来の実用化が期待される技術も直接目にする事ができました。
一方、北陸新幹線の速達列車「かがやき」が新高岡駅に停車しないとのJR西日本の発表を受け、県、高岡市当局、経済界を始め、県議、市議の皆さんで停車を再度要望する動きが高まり、2日には野上国土交通副大臣に有志が面会しました。利用促進を土台に、一日も早い停車実現に向けて、お互いの努力の継続が肝心です。
ふと気がつくと朝晩も涼しくなり、秋の気配を確かに感じる候、臨時国会の召集も、今月末から来月にかけて予定されており、日本が直面する課題の解決も進めなければなりません。夏場に養った鋭気で秋に臨んでいきます。