国政報告(第262号)

 9日(金)に富山に戻って雪が舞う週末を過ごし、13日(火)に年1回の健康診断を高岡市民病院で受け、越後湯沢乗り換えで冬晴れの東京に上京してきました。9日に26年度補正予算、14日(水)に27年度当初予算の編成がなされ、16日(金)には衆参の議院運営委員会理事会で26日(月)の通常国会召集が内閣から告げられる予定です。師走の総選挙で日程がずれ込みましたが、いよいよ国会再開です。

 補正予算の総額は3兆円余と小ぶりですが、地方創生関連の自治体への交付金を盛り込むなど、新たな施策が展開されています。公共事業は、24年度補正予算以降、高水準で推移し、現場でも建設業者の手持ち工事がかなりあること、また、消費税引上げが1年半延びたこと等で、災害関連の必要最小限度に留まりました。本予算も前年度横ばいとなっていますが、県西部では今春に北陸新幹線、能越自動車道氷見・七尾間、北陸自動車道高岡砺波スマートインター、東海北陸自動車道南砺福野スマートインターが相次いで開業することに加え、28年春には国道8号線坂東立体交差、能越自動車道氷見南インターの開業が確定的になりました。地域の骨格となる高速交通網の整備が大きく進む訳で、これからは如何に利用していくかが問われる局面です。

 幸い、皆様にご心配をおかけした、北陸新幹線の速達型列車「かがやき」も新高岡駅に開業日から6月末までではありますが、臨時的に1往復の停車が決まり、将来への足がかりをつかむ事ができました。14日、高岡市議会自民同志会の畠会長ほか市議の皆さん、高橋市長と一緒にJR東日本本社に御礼のご挨拶に伺いました。県西部の関係者が一丸となって運動し、とりわけ19万人余りの署名が集まった事で、「最初の一歩」を踏み出せました。この上は、個人的にも新高岡駅を大いに利用し、「かがやき」の定期化、停車本数の増大につなげて行きたいと思います。

 このほか、今週は桜井小矢部市長と市議会会派誠流の市議の皆さん、夏野射水市長始め、多くの方々と新年のあいさつを交わしながら、各省庁から本予算の説明を受けています。来週に入ると、通常国会の議事の進め方を議運理事会で協議・組み立てる作業です。予算審議に始まり、年度末の税制関連法案の処理、さらには昨年夏に閣議決定された「切れ目のない安全保障」を実行に移す法案の成立を期して、150日間の長丁場に臨みます。

 一方、党政務調査会では、昨年秋から北海道振興調査特別委員会の事務局長と、半島振興調査会の事務局次長を仰せつかっています。それぞれに関係予算を取りまとめ、順次報告の会議を持つ一方、予算案の中で自分なりに関心をもつものは個別に役所から出向いてもらい、説明を受けています。地元6市に当てはまりそうな施策の場合は、関係情報を県首都圏本部と6市秘書課にお知らせしています。来週も引き続き、情報収集を進めつつ、再来週の国会に備えていきます。

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