先週末は、新年度予算案を処理した衆議院本会議が13日(金)の午後7時に終わり、そのまま東京駅へ直行し、午後8時12分発の上越新幹線「とき」号に乗車しました。ぼたん雪が舞う越後湯沢駅で、最終の在来線特急「はくたか」に乗り換えました。「ラストラン」ということで、多くの鉄道ファンが乗車する中、途中の十日町駅や松代駅では地元の皆さんの手振りを受けながら、深夜に高岡駅に到着、帰宅は午前零時少し前でした。
明けて14日(土)、待望の北陸新幹線開業の日は、事前の天気予報では「曇り時々雨」だったのが、時折日差しも射す穏やかな朝となりました。午前6時40分から新高岡駅の開業式、そして午前7時28分発の臨時列車「かがやき536号」に合わせ、ホームでテープ・カットをさせて頂きました。1964年の東海道新幹線開業から半世紀、多くの先人の皆さんの努力の積み重ねで、ここに富山県も「新幹線時代」を迎える事になりました。今を生きる一人として、この瞬間に立ち会えた事を喜び、先達に感謝し、将来に向けて、新幹線・高速道路を活用した地域発展に努める決意を新たにしました。城端線にも新高岡駅が誕生し、新駅の南北の広場、駐車場も一斉にオープンし、「飛越能86万人の玄関口」が誕生しました。
同日、県西部6市の市議会議長会が発足、かがやき停車実現の運動をきっかけに相互交流・協力関係が深まった事を土台に、圏域の一体となった発展のために活動していく事が申し合わせられました。15日(日)に党井口支部の総会に併せて国政報告をさせて頂き、16日(月)は早速、「かがやき536号」に乗車して上京しました。新高岡・東京間2時間28分、乗り換えなしで、W7系の新型車両は揺れも少なく、快適な乗り心地でした。35年前、学生時代に特急「白山」で6時間半かかった道のりをその3分の1の時間で行き来できる訳です。引き続き、速達型「かがやき」の新高岡駅停車本数の増に向け、一住民としても利用に努めていきます。
今週の国会は、予算案が参議院に送られ、衆議院側は年度内に成立させなければならない法案が審議入りしています。私の所属する国会対策委員会は、まさにこれらの案件の審議・成立を進める事が仕事で、自分も担当の総務委員会、東日本大震災復興特別委員会の日程づくりに、委員会の与党筆頭理事と連絡を取り合う毎日です。特に総務委員会ではNHK新年度予算を審議・承認しなければなりません。NHKを巡る様々な報道、課題、意見を踏まえつつ、業務執行に必要な予算案の年度内成立を目指し、来週の委員会立てに向けた環境整備に努めています。籾井会長の発言やハイヤー代の一時立て替え問題など、野党側が態度を硬化させてきた中、NHK自身の明快な説明を求め、民主党始め野党の理解を得られるよう、要所と連絡を取り合っています。
そんな慌しい中ですが、平成21年初当選の同期4人の「四志の会」を約1年ぶりに開き、四方山話で盛り上がりました。伊東先生と私は国対副委員長、齋藤先生は農林部会長、小泉先生は内閣府と復興庁の政務官と、立場はそれぞれですが、この5年半、気持ちを一つに頑張ってきた「仲間」です。大いに元気をもらった所で、来週のNHK予算審議のヤマ場に臨んでいきます。