今週は、16日(水)に高岡市福岡町で「新高岡市発足10周年記念フォーラム」に出席したので、富山・東京2往復となりました。これも北陸新幹線の時間短縮効果のお陰ですね。
週末の12日(土)は、高岡市伏木で開かれた岡本三千代さんの「万葉歌語りコンサート」を聴きに行きました。故犬養孝先生に師事されて万葉集を勉強され、その歌を自分が作曲したメロディーに載せて歌う活動を続けて35周年を迎えられました。高岡とも長年交流があり、「万葉集全20巻朗唱の会」のテーマソング、「高岡旅情」を作詞作曲、毎年参加頂いています。今は、奈良県明日香村の犬養記念館の館長も努めておられる岡本さんが、35周年を機に全国4か所でコンサートを開かれるとあって、駆けつけた次第です。万葉のそれぞれの歌の抒情や言葉のリズムを上手く活かして、サンバ調、演歌調などで歌い上げる2時間、楽しく過ごしました。以前から福岡をテーマにお願いしていた「高岡旅情」の3題目、見事な仕上がりで、合併10周年を祝って頂きました。
13日(日)には選挙区の6市の市議の皆さんからなる「慶政会」が射水市で開催され、国政の現状を報告し、県議会最終日の14日(月)は党県議団の懇親会に県選出国会議員としてお招き頂きました。15日(火)朝に「かがやき536号」で新高岡駅から上京し、午後の党税調小委の軽減税率の審議に臨みました。報道されている通り、平成29年4月に消費税を8%から10%に引き上げる際に、8%に留める品目を作るか、また、その範囲をどうするかで、与党内で協議が続いてきました。税調幹部レベルではまとまらず、幹事長レベルでの話し合いとなり、最終的には公明党さんの主張に近づいて、酒類・外食を除く食品一般と配達される新聞を対象とする事で決着し、党税調小委に諮られた次第です。減収額はおよそ1兆円、地方側にとっても、3千億円に上り、その埋め合わせをどうするかは、来年度末まで時間をかけて検討する事となりました。食品を扱う商売をされている方々にとっては、区分経理の手間がかかる訳で、外食であるかないかの区別も時には難しい場合が出てきます。この当たりの手続き上の手当ても万全を期すこととされ、平成33年からはインボイス制度を導入して経理を明瞭化する方針です。小委としても、上層部での練った議論の結果として了承し、16日朝の税調総会で「平成28年度税制改正大綱」が承認されました。
冒頭に述べたように、16日は午後から富山に戻り、川島県議の進行で、高橋高岡市長、石澤前町長との鼎談形式のフォーラムに出席しました。10年前の合併協議の経緯、この間の新高岡市の歩み、県西部6市で連携中枢都市圏の形成を目指している現状などを振り返り、新市の更なる発展を願う語り合いでした。途中で失礼し、あいの風鉄道、富山からの新幹線と乗り継いで、午後11時半には無事東京に着きました。17日(木)は早朝から北陸4県JA代表者と党国会議員との懇談会があり、日中は沖縄振興調査会、総務部会と、いずれも27年度補正予算、28年度本予算の編成状況について省庁側から報告頂き、所要額の確保に向けて議論をしました。
今のところ、18日(金)に補正予算、来週半ばに本予算が閣議決定される見込みであり、次号で報告します。