国政報告(第313号)

 週明けの18日(月)は東京が雪となり、首都圏の交通も大いに乱れたようです。ついで、北海道東部で大雪となり、富山の平野部もついに白く覆われたとの事。除雪作業を請け負っている方々にとっては、ようやく仕事になったと言うところでしょうか。気候変動の影響を受け、以前は雪の少なかった北海道東部では一日に1mの積雪を記録しており、影響を受けた方々にお見舞い申し上げます。

 先週末の16日(土)の昼は党砺波市連女性部の新年会、夕方は野上浩太郎議員を囲む会に出席し、7月の参議院選に向けて結束を誓い合いました。17日(日)の午後は、富山市で昨年末にノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章先生の県民特別栄誉賞の授与式と特別講演会に出席しました。大学院時代に出会ったカミオカンデでの実験作業の中から「ニュートリノ振動」の証拠を発見するに至る歩みを聴き、自分のやりたい事に出会う喜びと、そのために視野を広く持って努力する事の大切さが印象深く伝わりました。世界的な研究業績を挙げた先生が、富山に居を構え、週末は家族でゆっくり過ごされている点、地方創生にもつながる嬉しい話題です。

 18日の午前中に金沢地域の挨拶回りを済ませ、昼の新幹線で上京したので、首都圏の降雪の影響は受けませんでした。北陸新幹線は、長野県以西は順調だったものの、大宮・高崎間でのポイント故障や、相互乗り入れしている東北新幹線のダイヤの乱れの影響を受けたそうです。それでも、全体として見れば雪に強い交通機関であるといえるでしょう。一方、羽田・富山間の航空便は、夏ダイヤから、1日6便から4便に減便との発表もありました。残念ですが、昨年秋に示された6便存続のための乗客数には未達だったことも含め、やむを得ない措置と理解します。残る4便の運航時間帯や使用機材の面で、需要を上手くつかんでほしいと思います。

 18日の夕方には、小泉農林部会長主催の「農林骨太PT」の第1回会合に出席しました。農政新時代という部会長の掲げるスローガンを具体化し、今後の政府の施策に反映させるべく、生産コスト、人材育成、輸出の3面について若手議員で勉強し、提言をまとめようという目的です。小泉代議士から声をかけてもらい、私も幹事として参加しました。これで、同期4人が一緒に農林分野に取り組む形ができました。

 19日(火)は沖縄県宜野湾市に日帰り出張し、24日(日)が投票日の市長選を戦う佐喜真候補事務所を激励しました。取って返した東京では南砺市議会自民クラブの議員の皆さんと懇談、20日(水)には今後の社会保障制度の在り方や診療報酬改定について厚生労働省の担当者を招いての勉強会に臨みました。

 国会では、27年度補正予算案と関係法案が20日に参議院でも可決・成立し、22日(金)からはいよいよ本予算の審議に入ります。政務調査会の動きでは、20日に北海道振興特別委員会で、補正予算・本予算の説明があり、21日(木)には情報通信戦略調査会でNHKの28年予算の説明を受けました。夕刻には、北陸新幹線の敦賀以西ルート検討委員会の第8回会合があり、大阪府の松井知事、大阪市の副市長からヒアリングを行いました。関西広域連合が一度「米原ルート」を提言した事は、「横においておいて」、早期着工・早期開業に向けて検討委員会で早く結論を出すべきとの力強いお話しでした。

 来週は、本予算の審議が具体化します。会館・議事堂・党本部を文字通り、駆け回って仕事を進めて行きます。

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