国政報告(第317号)

 三寒四温の季節の中、先週は11日(木)の建国記念日から地元日程が続きました。党井波支部の旗開き砺波支部の立春の集いに始まり、12日(金)は南砺市利賀村のそば祭りに顔を出しました。13日(土)は呉西郵便局長会、14日(日)は税理士政治連盟との会合があり、ゆうちょ銀行・かんぽ生命の限度額引き上げや新年度の税制改正の主要事項などを説明、意見交換させて頂きました。

 週明けの15日(月)、強風で少し湖西線が遅れましたが、サンダーバード号で京都に入り、全国山・鉾・屋台保存連合会の理事会に出席しました。積年の目標であったユネスコの世界無形遺産登録の審査が今年11月末にエチオピアの首都アジスアベバで行われる予定です。会員一丸となったPRの取り組みや国の関係予算増額に向けた活動の強化など、前向きの議論になりました。今年の総会は、11月22日(火)に熊本県八代市、そして29年は春に南砺市城端で開催の予定です。城端は、無形遺産登録後初の記念すべき総会となる見込みで、今後、関係者の皆さんと準備に力が入りそうです。

 15日の夕刻、東海道新幹線で東京に入り、衆議院の予算審議が大詰めを迎える国会の場に戻りました。16日(火)、18日(木)と衆院本会議が開かれ、国税、地方税・地方交付税の法案の趣旨説明と各党代表者に拠る質疑がありました。これら案件は、先に審議入りしている特例公債法案とともに参議院に送らなければなりません。24日(水)にセットされた予算案の中央公聴会の後は、質疑終結・採決へと国会運営も緊張感が高まりそうです。私の所属する総務委員会も、18日の本会議後に高市総務大臣の所信を聴取し、23日(火)に質疑を行った後、地方税・地方交付税法案の審議に入るため、来週後半は忙しくなりそうです。

 一方、党政務調査会では、17日(水)に「2020年の経済財政構想小委員会」の第2回として、インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢の運営に携わる小林りんさんを講師にお招きしました。世界中から有為な若者を軽井沢に集め、多様性の中で問題意識を持ち、積極的に解決に取り組む人材に育てる実践が形になりつつあるとの事。初回の松尾東大准教授の人口知能(AI)の現状のお話に加えて、2020年以後の若者世代の在り方にまた一つ、方向性の示唆を頂きました。来月に向けて週一回ペースでヒアリングを続け、次世代へのメッセージや財政再建に向けた提言が形となるよう、小泉事務局長始め皆さんと努力して行きます。18日には私が事務局長を務める北海道振興特別委員会が開かれ、国が策定する次期北海道総合開発計画の素案を審議・了承しました。今後、農業や観光関連産業など優位性を持つ産業に牽引されて北海道がさらに前進するよう、必要な基盤整備など国の施策の指針となる計画であり、出席者からは、道路ネットワークの整備、鉄道網の維持、空港の新たな在り方など意見が出されました。

 16日には、我が党の宮崎謙介議員の辞職が本会議で許可される等、政治に携わる者の言動が国民の不信感を招く事案が相次いでおり、国会の一員として心して臨みます。

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