会期末まで、あと一週間、すっかり梅雨っぽくなった東京で次年度の骨太方針の取りまとめなど、通常より一か月早い仕事に追われています。衆議院解散説は下火になっているもの、諸説が乱れ飛ぶ中、持ち場の目前の課題の取りまとめに集中しています。
先週末の地元は、21日(土)に党高岡市連と野上参議院議員高岡後援会の総会、北陸新幹線かがやきの新高岡駅停車期成同盟会に出席し、夕方は石川県加賀市で裏千家淡交会の2年に1度の北陸信越地区大会の懇親会に顔出ししました。22日(日)は党射水市連総会にて、引き続き参議院議員選挙への支援をお願いしたほか、県西部青果物商組合にて、「21世紀の街の八百屋さん」と題してミニ講演をさせて頂きました。身近な地域に食品を購入できるお店が無くなる「食料品アクセス(買い物弱者)問題」への対応につき、組合員の中には車を使って移動販売をされている方もありましたが、最近は地域の人口減少により売り上げが落ちて苦慮されていました。また、地産地消の観点から、小中学校の給食の食材について、自治体の枠を超えて隣町の産物も使えば、との提言も頂きました。早速、県や農林水産省に伝えたところです。
23日(月)の午後に上京し、24日(火)の総務委員会では、熊本地震対策とNHKの経営改革をテーマに、今国会2度目の質問に立ちました。思いの外、被災地での避難状況が長引き、公共施設の被害も甚大となっており、地方財政の面でも一層の支援を高市大臣に要請しました。NHKについては、新年度予算案の党内手続きや委員会審議で厳しい意見が相次いだことを受け、グループ経営の改革と役職員のコンプライアンス意識の徹底について、籾井会長を中心に、取り組みの進捗状況を質しました。会長からは、党総務会の場で、「身を賭して」頑張るとの決意を聞いた経緯もあり、一つ一つの事柄が前進していることを評価しつつ、皆が「心ひとつに」取り組める雰囲気づくりを強く求めたところです。質疑の中で、8月のリオデジャネイロ・オリンピックの際に、全国の放送局に8K放送の受像機を置き、試験放送のパブリック・ビューイングを実施するとの答弁があり、いよいよ富山放送局でも8Kの鮮明な画像を県民の皆様に体感頂ける事になります。
同日午後の本会議で、今国会最終盤の案件処理が進み、内閣提出法案は55本中50本の成立が確実となりました。全国会からの継続法案については、9本中4本が成立し、次期国会に持ち越すものは10本となる見込みです。内訳は、TPP案件を除き、法務省所管が5本、厚労省所管が2本で、2020年小委の提言のように、厚労省のあり方については、国会審議との関係で一工夫が必要と感じます。
このほか、骨太方針など新年度に向けての施策の方向性を定める閣議決定案については、20日(金)と24日の政調全体会議で、私たちの総務部会始め様々な意見が寄せられ、「地方創生」の扱いを強調するなど、良い方向で修正ができました。25日(水)は2020年小委も15回でいったん打ち止めとし、27日(金)には県の新年度要望を党国会議員団で聴取の上、G7伊勢・志摩サミットを受けて、6月1日(水)の会期末を迎えます。最後はどんな展開になるのか、心して臨みます。