国政報告(第340号)

 北陸から一足遅れて、東京も28日(木)に梅雨明けとなり、強い日射しと暑さがやってきました。先週に引き続き、経済対策の取りまとめ、2020年小委など党政務調査会の仕事を主体に、週日の東京での活動を続けています。

 先週末は、伏木港万葉埠頭に海上自衛隊の護衛艦、「いせ」、「みょうこう」、「せとぎり」の三隻が入港しました。防衛大学校の学生120名余の実習を兼ねての寄港で、一度に三艦が接岸するのは伏木港では初めてであり、全国的にも珍しいとのことです。22日(金)の歓迎レセプション24日(日)の艦上での答礼レセプションに参加、福井司令ほか皆さんと歓談しました。23日(土)は、高岡で日本インドア・グリーン協会の総会があり、屋内緑化を営む方々が全国から100名余集まられました。地元の野上さんが行事の運営から視察研修のコース設定まで仔細に準備されており、総会前には滝田洋二郎監督が制作された高岡を紹介する5分物の映画も上映され、好評でした。いずれの行事も、北陸新幹線の開業効果の現れであり、防大生も伏木港で下船し、新高岡駅から東京経由で横須賀に戻ったそうです。

 25日(月)の朝、党県連常任顧問会議にて、今秋の知事選に石井知事を推薦するべく、30日(土)の総務会に提案する事に決し、夕刻に上京、26日(火)朝の政調全体会議での経済対策の議論に参加しました。政府から提示された案は、①一億総活躍、②21世紀型インフラ整備、③英国のEU離脱決定に対応した中小企業対策、④熊本地震対応ほか防災対策、の4本柱となりました。総務部会長として、地方に十分な事業が確保されるよう要望し、具体的に、本年度当初予算で十分に採択されていない、学校施設整備、農業基盤整備、社会資本整備総合交付金の三事業を挙げ、自治体の要望に応えるよう求めました。会合で出された意見を踏まえて調整が進められ、28日夕刻に再度会議が持たれ、扱いは稲田会長に一任されました。来週8月2日(火)の閣議決定の予定とされており、対策の規模は、官民合わせて28兆円程度と安倍総理が表明されています。この後、内閣改造を経て補正予算の編成に入る訳ですが、一般会計の規模としては、3兆円程度と言われています。自治体の要望が1件でも多くかなうよう、期待しています。

 26日は、利賀ダム期成同盟会の総会が砺波市庄川地区であり、建設現場の視察には参加できなかったものの、新幹線でのトンボ帰りで総会に顔出しがかないました。綿貫会長自らのご尽力で、7年間かかっていたダム事業の必要性の検証作業に答えが出て、継続すべきとの結論が北陸地方整備局から国土交通省に上申された機会での節目の総会で、事業完遂に向けての決意を一同新たにしました。

 27日(水)には、参院選後初めての2020年財政構想小委の会合を持ち、歳出改革工程表の目玉である社会保障分野について、若手議員の皆さんと議論しました。内閣改造・党人事前に、来週もう一度委員会を開催し、少しでも議論を深めておこうという思いです。また今週は、南砺市、小矢部市、高岡市と重要要望に上京され、対応しています。いよいよ8月1日(月)には第191国会(臨時会)の召集、3日には内閣改造の予定となり、新たな体制でまた頑張っていきます。

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