9日(水)午後、アメリカ大統領選の結果が判明し、大方の事前の予想を覆してトランプ氏が当選しました。アメリカの国民が下した判断であり、我が国としてもこれを受け止め、外交の基軸である日米同盟関係の進展を図らなければなりません。市場も株価がいったんは大きく下げましたが、10日(木)には元の水準まで大きく上げており、今後の展開を注意深く見ていく流れだと思います。
国会は、4日(金)に衆院の特別委員会でTPP協定批准案が採決され、野党側が態度を硬化させて波高い週末となりました。それでも、国対関係者の交渉の結果、8日(火)に本会議が立ち、各委員会の審議を終えた11案件を可決しました。このうち、参議院先議のパリ協定の批准が決まり、国際的な地球温暖化対策の取り組みに我が国も参加していくことになりました。また、消費税10%への引き上げ時期を延期する法案、人事院勧告を実施する法案などが参議院に送付され、衆院ではTPPのほか、年金制度改正法案など10案件程度の審議を残すのみとなりました。今後は参議院の審議が本格化しますが、会期末まで3週間の展開が焦点となります。
週末の地元での活動は、5日(土)、翌日公示の南砺市会議員選挙に我が党の公認・推薦を得て出馬する22陣営の激励に、四方第三選挙区支部幹事長と出向きました。定数が24から20に減り、26人が出馬する激戦で、地域事情のために党の公認・推薦者も定数を超える異例の事態となりました。13日(日)の投票日に向け、それぞれのご健闘をお祈りしています。
6日(日)朝に上京し、横浜赤レンガ倉庫前で、「全国ふるさとフェア2016」の一環で開催された「東北6県入魂!ストリート」のステージ挨拶に臨みました。復興庁の「新しい東北」発信事業として文化放送さんとよしもとクリエイティブ・エージェンシーさんが協力して取り組む催しで、東北の伝統工芸品の魅力と技を若者を中心に発信するものです。現地から関係者が出店し、千原せいじさんとよしもと住みます芸人の皆さんがステージで産品を紹介してくれました。当日の模様はダイジェストの上、ラジオ放送されるそうです。宮城から持ち込んだ三陸沿岸のホヤの加工品も無事完売でき、嬉しい成果でした。
9日(水)に復興推進委員会が開催され、伊藤元重委員長ほか委員の皆様に復興の現状を報告し、岩手・宮城・福島3県からの現状報告と委員の皆様の被災地視察の報告を受け、観光面での風評被害対策の強化、官民連携の推進など、意見を承りました。ハードの再生が一歩ずつ前進する中、その中で生活となりわいをいかに再生、さらには創生していくか、ソフト面での取り組みが重要との共通の思いがあり、さらには、「新しい東北」の実現による「心の復興」へと進まなければなりません。帰還困難区域の残る福島県を始め、課題の残る地域の手当てにしっかり取り組みながら、復興施策の目的達成に向け、引き続き頑張っていきます。