国政報告(第355号)

 今週は各種団体の全国大会や、地元からの要望の上京のピークとなり、会合を幾つも掛け持ちする日が続きました。看護連盟、土地改良区、青年農業者、商工会、北陸経済連合会など、多くの方々にお会いしました。市長会、町村会、町村議長会の皆さんの訪問もあり、議院会館の事務所も千客万来の賑わいでした。残念ながらお会いできない方、出席できなかった会合もあり、お詫び申し上げます。

 週末の12日(土)、朝は党県連の常任顧問会議があり、このほど復党された綿貫民輔先生に県連最高顧問に就任頂く事に決まりました。午後一番、高岡事務所に県立高岡西高校の今井校長先生、水上生徒会長ほか役員の上森さん、林さんが来訪されました。文化祭でのオリジナル・クリア・ファイル販売収入など3万円余を東日本大震災被災地の復興に役立つよう寄付したいとの申し出を受け、高岡と大伴家持のご縁がつながる宮城県多賀城市の多賀城高校を紹介しました。震災の経験を活かして災害科学科を設け、教育目標の「さとく ゆたかに たくましく」が高岡西高校の校訓と偶然にも一緒という奇遇も重なりました。13日(日)は、高岡市伏木で開催された第8回富山県山(車)・鉾・屋台・行燈祭交流会議にて祝辞を述べ、徳茂雅之参議院議員を招いての呉西郵便局長会研修会で挨拶の後、新幹線で上京しました。

 週明けの14日(月)は9度目となる被災地への出張で、宮城県東松島市で復興庁が主催する地域復興マッチング「結の場」に出席しました。これは、被災地域の企業が抱える多様な経営課題の解決を図るため、大手企業等が、技術、情報、販路など、自らの経営資源を幅広く提供する支援事業で、今回で18回目でした。地元から、製造、飲食、観光、情報提供など様々な業態の8企業が参加し、大手企業の社員の皆さんに現状や抱える課題を話し、様々な助言を受けました。普段出会わない方々の対話の中から、意外な強みや改善点が見出される場面もあり、側で聴いていても良い刺激を感じました。「結の場」では、これまでに、事後に具体的な共同事業に発展した例が幾つもあり、今回も今後の展開が楽しみです。

 16日(水)には、東京の大手町で宮城県気仙沼市のメカジキをPRする催しに出席しました。水産業が主要産業である気仙沼は、カツオの水揚げ量が20年連続全国一位であり、サメのフカヒレも名産として知られていますが、第三のサカナとして、地元で食材として馴染みの深いメカジキを売り出す事となりました。商工会議所の菅原会頭が音頭を取られて市内の各業界が協力し、キリンビール、三菱地所、日本財団の支援も受けてPRビデオや多様な料理法を準備し、東京でのイベントに臨まれたものです。刺身、しゃぶしゃぶ、西洋風調理など、多彩な食べ方の提案があり、来春には缶詰など加工品も売り出す予定との事、なりわいの再生に弾みが着くよう期待しています。17日(木)には、風評被害払拭の取り組みとして、11日(金)のシンガポール大使館に続き、EU代表部にイスティチョアイア=ブドゥラ大使を訪ね、輸入規制の更なる緩和・撤廃を要請しました。

 一方、臨時国会は会期末まで2週間を切り、衆院では17日、18日(金)と本会議が続き、内閣提出法案に加え、議院立法も参議院に送り始めています。17日の安倍総理のトランプ次期米国大統領との会談を踏まえ、内外の情勢がどう展開するのか、来週も注視します。

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