今年の11月は気温が低めで、東京では秋の深まりを感じさせる好天の下、街路樹の紅葉が一段と進んでいます。青空を背景に、朝日に照らされてくっきりと浮かび上がるビルの表情に「東京の冬」を一足早く感じています。
先週末の地元では、3日(金)の文化の日は南砺市福野の菊祭りから高岡市の芸術祭茶会、二上地区の万葉社会福祉センターまつり、高峰譲吉博士生誕祭と恒例の行事が続きました。快晴の天候に、お茶席で色紙を所望されて「開天見日」と揮毫しました。夕方は「北陸新幹線新高岡駅かがやき停車期成同盟会」の臨時総会があり、冬ダイヤから臨時便が週末と繁忙期のみに削減されることを受けて今後の取り組みについて高岡市側から提案がありました。現状は、一日当たりの乗客数が2千人で、これを5百人増やす目標に対して百人程度に留まっています。JR西日本側でも地元の取り組みに配慮した変更と言え、今後は中長期的にビジネス、広域観光など外部から県西部や飛越能地域を訪れる客数を増やす方針で、ハード・ソフト両面の取り組みを息長く続ける方針が了承されました。次いで、時雨模様の4日(土)は関係者打ち合わせ、好天の5日(日)は一日休養させて頂き、選挙運動の疲れも取れて週明けを迎えました。
東京では、トランプ大統領の訪日対応もあり、特別国会も公式行事は8日(水)の天皇陛下をお迎えしての開会式のみでした。安倍総理の所信演説は、外遊後の17日(金)に予定され、その後、各党の代表質問、衆参の予算委員会が続く見込みです。当面の委員会の配属も決まり、私は総務・文部科学・予算の3委員会の理事を務めることになりました。加計学園が愛媛県で進めてきた獣医学部の開設許可が下りる事を受けて、文部科学委員会での質疑要求が野党側から出されており、来週にもいち早く動き出す見込みです。円滑な委員会運営と、世論に納得頂ける審議を目指し、与党理事の職責を果たしていきます。
政務調査会関係では、新たに郵政特命委員会の事務局次長を拝命しました。日本郵便株式会社が、法律で義務付けられたユニバーサル・サービスを貯金・保険分野でも履行できるよう、ゆうちょ銀行、かんぽ生命から所要の負担金を支払ってもらう仕組みが検討されており、通常国会での議員立法を目指し、作業を進めます。また、財政再建特命委員会の事務局長代理にも復帰し、消費税を10%に引き上げる際に増税分の半分を子育て・教育分野にも充当するとの党の新たな公約を受けて、財政再建目標の再設定の議論に参画します。
年末に向けて補正予算の編成も総理から指示があり、来年度の税制改正の議論も始まります。内閣が掲げた「生産性革命」、「人づくり革命」の内容の肉付けや、森林環境税の制度設計など課題が目白押しであり、幹事長室に陣取りながら持ち場で努力します。