国政報告(第435号)

 先週は、台風一過と思いきや、梅雨前線が本州を縦断して居座り、「線状降水帯」と言われる、長時間にわたり同じ場所に大量の雨を降らせる気象システムの出現で、西日本一帯に大きな被害をもたらしました。死者は既に200人を超え、水害としては近年に無い大災害となりました。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞い申し上げ、早期の復旧を念じております。

 先週末の6日(金)は、東京を昼過ぎに出発し、夕刻から富山で党県連支部長会議に出席し、国会情勢を報告しました。次いで、来県された野田聖子総務大臣の講演を皆さんと拝聴し、人口減少に突入した地方圏の活性化に向けて日々奮闘される姿に、一同元気付けられました。政治の役割は「谷間に光を当てること」とも言われますが、まさに持ち前のカラッとした明るい性格で、様々な分野で頑張る国民を支える存在であってほしいと思いました。

 時おり強く降る雨を心配しながらの7日(土)は、党選挙制度調査会長である逢沢一郎先生を講師にお招きし、高岡にて第三選挙区支部主催の憲法勉強会を開催しました。逢沢先生からは、我が党が提起している四分野の改正案の考え方を丁寧に説明頂きました。併せて、選挙制度について、参議院の定数改正案にも触れられ、選挙権年齢の18歳への引下げに伴い、被選挙権年齢の議論も必要な旨、紹介されました。勉強会に続き、県西部6市の市議有志で組織下さった「慶政会」総会があり、私から、逢沢会長の下で郵便投票の対象者を拡大する公職選挙法改正案を準備したこと、新年度予算の概算要求基準がまとまり、明年10月の消費税10%引上げを前提に予算編成が進むことなど報告しました。7日朝には、JR西日本等の退職者有志で応援頂いている「R三慶会」総会にも出席し、北陸新幹線の敦賀以西の建設見通しなど話しました。この間、飛騨地域の豪雨の影響で庄川が増水し、心配しつつの行事消化となりました。

 8日(日)は朝方で雨も止み、増水した庄川を横目に庄川温泉に向かい、高岡市の大井正樹市議会議員の集いの冒頭に挨拶しました。9日(月)も県庁ほか地元で打ち合わせを済ませ、四方正治県議主宰の「日本海21政経研究会」に出席の後、最終の新幹線で上京しました。東京では、豪雨災害の状況が刻一刻と明らかになり、安倍総理も11日(水)からの外遊を取り止めて被災地訪問など災害対応に万全を期す方針です。この間、国会では、参院で公職選挙法改正案(参院の定数変更)が可決され、衆院に送付されました。参院ではさらに、IR法案、受動喫煙防止法案の2本を中心に大詰めの審議が続いています。小泉代議士と協力して提言した国会改革案については、12日(木)には3回目の超党派議連が開かれ、「現実に形にする努力」が続いています。富山新港開港50周年記念行事への出席からは、次号の報告に譲ります。

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