国政報告(第448号)

 週明けの15-6日(月-火)と、復興副大臣着任後初めて宮城県を訪問しました。現場を訪ね、課題を把握し、解決に務めるという仕事の基本線で取り組んでいきます。

 先週末に復興庁で各担当の業務の現状について一通り説明を受け、12日(金)夜に富山に戻りました。13日(土)朝は高岡市吉久地区に㈱高岡市衛生公社が整備された「TEKリトルパーク」のオープニングに出席しました。万葉線㈱に残されていた、戦後間もなく活躍した5000系電車を引き取り、見事に修復、展示に至ったものです。この電車は、廃線されてしまったかつての射水線も通って、高岡と富山を往復していた花形です。現役を退いてからは除雪車として活用された後、廃車状態となっていました。朽ち果てさせるのは惜しいと関係者から声が上がっていた所、衛生公社さんにて引き受けられ、JR関係者の協力を得て昔の姿に戻して頂きました。併せて、公園の前面は道路の拡幅に協力され、吉久電停が安全な島式に整備されました。吉久地区の街並みが、国の重要伝統的建造物群の指定を目指している折、民間の力で地域に名所ができ、安全も確保されたことは嬉しく、感謝の挨拶をさせて頂きました。夕刻は、酒井県議の集会に出席し、来春の県議選に向けて皆で激励しました。

 14日(日)は新湊かにカニ白えび海鮮祭り陸上自衛隊富山駐屯地56周年記念式典国道471号利賀大橋竣工式など顔を出し、15日は大宮で北陸新幹線から東北新幹線に乗り換えての東北出張となりました。初日は宮城県南三陸町気仙沼市、2日目は仙台市亘理町利府町と庁舎を訪問し、村井知事始め各首長さん方にお会いしました。1年2か月ぶりの宮城県でしたが、この間に復興が着実に前進し、とりわけ仮設住宅に避難を余儀なくされている方が2千人台となるなど、「目に見えて」進んでいる事を実感しました。要望でも、復興庁の設置期限の平成32年度末以降の住民のケアや産業振興などソフト系の取り組みへの国の財政支援継続を求める声が強く出ました。三陸縦貫道路も南三陸町から気仙沼市へと供用区間が伸び、昨春に本設のオープンに立ち会わせて頂いた南三陸さんさん商店街の来店者数が早くも100万人を突破するなど、復興から新たなまちづくりへと前進する姿に感銘を受けました。一方、防潮堤などこれから工事を進捗させなければならない個所もあり、気を抜くことなく、事業全般の状況把握に努めたいと思います。「復興五輪」に向けては、サッカーの会場となる利府町から、県内市町村のPRブース設置の提案があり、大会運営上、許容されること、されないことのガイドラインを早期に示してほしいと要請を受けました。このように、被災地の現場から出てくる情報を庁内で共有し、対処していきます。

 臨時国会の24日(水)召集が確定しました。来週からは議事堂の中の動きも併せてお伝えしていきます。

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