臨時国会も審議が進み、昨7日(水)には補正予算が参議院本会議で可決成立しました。西日本豪雨や大阪北部地震・北海道胆振東部地震からの復旧・復興を主眼に、全国の小中学校の教室へのクーラー設置費用も盛り込まれています。富山県では、市町村にて後者への対応が本格化するでしょう。今後については、出入国管理法等改正法案が焦点となっていますが、併せて漁業法改正案や人事院勧告に対応した公務員給与引き上げ法案も提出されており、各委員会で審議が進むものと思います。復興庁でも衆参の特別委員会に対応して参ります。
11月に入り、東京でも銀杏が色付き始めましたが、先週末の富山の冷え込みには驚かされました。3日(土)は、文化の日らしく快晴の下、南砺菊祭りの開会式に出席し、午後は高岡市二上地区の万葉社会福祉センター祭りで挨拶しました。会場入り口で、市立万葉小学校5年生の皆さんがボランティアで出迎えて下さり、ほのぼのした気分になりました。4日(日)夕刻、四方県議の後継として来春の県議選に立候補を決意した八嶋浩久さんの後援会設立総会に出席後、上京し、5-6日(月-火)は復興庁の在京当番でした。
5日(月)朝は、南砺市太美山地区の皆さんが国会を来訪されました。国政に携わる機会を得てから4度目の激励を頂き、深く感謝しています。また、党高岡市連青年部の有志の皆さんも進展著しいIoTの現状について、総務省の担当者を講師に勉強会を持たれました。また、7日(水)には高岡土地改良協議会の農水省濱村政務官への要望に同行したほか、高岡市議会自民同志会の皆さんが復興庁を訪問され、復興の現状について担当官のレクチャーを受けて頂きました。震災の発災からやがて7年8か月、宮城県では仮設住宅に残る方が1,632人まで減少し、大方の自治体では「住まいの復興」に一定の目途が立ってきています。一方、コミュニティの再生や生業(なりわい)の復興は道半ばであり、まして原子力災害の影響を強く受けている福島県の浜通りではようやく避難解除を受けた地域で復興が本格化しようとしている段階です。また、農林水産品や観光などの面で風評被害が払拭されたとは言い難い実情です。復興庁でも「知ってもらう・食べてもらう・来てもらう」の3本柱で「風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略」を展開しており、被災地の実情に関心を寄せて頂けるのはありがたい事です。
6日(火)には、復興五輪担当副大臣としてオリンピック・パラリンピック組織委員会の布村副事務総長にご挨拶しました。県人の先輩であり、これまでにも聖火リレーの起点を福島県にして頂き、野球・ソフトボール(福島県)、サッカー(宮城県)の試合を被災地で一部実施予定として頂くなどお世話になっています。「復興五輪」という前回には無かった新たな担務にも努力して行きます。