通常国会が閉会して一週間、先週末のG20首脳会議に続き、板門店での電撃的な米朝首脳面会など国際情勢も激動する中、明4日(木)は参院選の公示日となります。6日に一度の在京当番日にあたり、富山での出陣式は欠席しますが、5日(金)から応援に注力していきます。梅雨前線が活発化して、南九州では大雨が続いており、大きな被害とならぬよう、念じています。
先週は、6月27日(木)朝に富山に戻り、令和2年度に向けた地元6市の要望事項を把握すべく、市役所訪問を始めました。東海北陸自動車道の四車線化など地域の骨格となる社会資本整備も残ってはいますが、小中学校の耐震化などはほぼ終了するなど、どちらかといえばハード(施設整備)からソフト(制度要望)に重点が移ってきた印象があります。地元選出議員として地域の要望を共有し、各省庁の対応を確認していきます。28日(金)は在京当番、29日(土)に地元に戻り、高岡地区後援会青年部の国政報告会にて復興庁での取り組み、地方創生や高岡への思いなど話しました。
30日(日)朝、射水市にて伏木富山港(新湊地区)国際物流ターミナル延伸整備事業完成式典に出席しました。岸壁の延伸により、コンテナ船が2隻同時に接岸・荷役できる体制が整い、船の運航が重なっても沖待ちせずに済む環境が整いました。過去、新潟の出先で課長として整備の青写真を描かれた下司弘之港湾局長が国土交通省を代表して出席、祝辞を述べて頂き、当時を知る者として嬉しい式典でした。お昼に武田慎一県議の県政報告会にて挨拶し、夜は小矢部市で参院選に向けた堂故茂・山田俊男両議員の結集大会に参加しました。7月1日(月)は庄川左岸地区用排水対策促進協議会の総会に出席し、昨年度の国営農地防災事業完工を受けて、附帯県営事業の促進を誓い合いました。
1日夜に上京し、2-3(火―水)日と福島県に出張し、被災市町村を回りました。初日は飯舘村で子ども園・小学校・中学校が一体的に整備された姿を拝見し、南相馬市では県立小高産業技術高等学校、浪江町では福島水素エネルギー研究フィールドの建設現場と特定復興再生拠点として再整備中の「陶芸の杜おおぼり」(大堀相馬焼のセンター)に伺いました。次いで、双葉町の駅前と中野地区復興産業拠点の整備現場(既に4社5か所が立地協定締結済)、大熊町大川原地区の役場新庁舎と入居が進む復興公営住宅、富岡町の夜ノ森駅周辺の除染・解体状況を順次見て回り、夕刻には県立ふたば未来学園中学校・高等学校の新校舎を見学しました。
2日目は、冷温停止中で廃炉を検討中の東京電力福島第二原子力発電所を訪問し、富岡町の廃炉国際共同センターを最後に帰京しました。浜通りの復興の進捗状況を確認しつつ、進行中の営みや新たな課題も把握でき、今後の執務に役立てていきます。