7月最終の31日(水)で全国が梅雨明けとなり、東北でも35度を超える猛暑となっています。8月1日(木)からは、参院選後の臨時国会(第199国会)が5日(月)までの会期で開かれ、新しい参議院議長・副議長が選出される予定です。
先週の25日(木)に党の東日本大震災復興加速化本部の幹部会が開かれ、副大臣として陪席しました。与党の第8次提言について議論され、とりわけ令和2年度末に設置期限を迎える復興庁の後継組織の在り方が焦点でした。翌26日(金)の本部会合を経て、現行の通り、「内閣総理大臣を長とし、事務を統括する復興大臣を置く、各省より一段高い位置づけ」を維持するよう提言されることに決しました。政府としては、この自公両党共同の提言を受けて最終的な方針を固める段取りとなります。
ともあれ、現復興庁としては、この夏の概算要求が最後となるため、地震・津波被災地域ではハードの復旧事業を完了させるべく、個々の箇所について詰めの作業を進めています。福島県浜通り地方など原子力災害被災地域については、復興を一歩でも前進させるべく課題解決を心掛けています。そんな中、この一週間は東北へ3回出張してきました。
まずは26日に宮城県に出向きました。東北大学災害科学国際研究所にて邑本俊亮教授(高岡市出身)に心理学の見地から避難行動を促す方策の研究について伺い、次いで名取市の閖上地区で、山田市長に義務教育学校、商業施設(かわまちてらす)、みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターなど整備された施設を案内頂きました。山元町の新築成った役場庁舎に齋藤町長をお訪ねし、町内の農業基盤や道路の復旧事業箇所を案内頂いた後、丸森町の除染土壌等の仮置場に伺い、その処理という解決すべき課題を心に刻みました。
27日(土)は岩手県釜石市に伺いました。今秋のラグビーワールドカップ本戦を前に、鵜住居復興スタジアムにて、森元総理、鈴木五輪相、達増知事、野田市長ほか皆さんと日本代表対フィジー代表の試合を観戦しました。34対21で日本が勝利しましたが、約1万3千人の観客が訪れ、復興を実感させる盛り上がりでした。最後に31日、岩手県に再度伺いました。陸前高田市にて戸羽市長に同行頂き、高田松原に9月22日(日)オープン予定の震災伝承施設と道の駅を見た後、大船渡市にて戸田市長に商業エリア(キャッセン大船渡)を案内頂き、漁業・水産加工業の復興に携わる鎌田水産(株)の鎌田仁社長から漁獲、労働力、販路など幅広く現状と課題を聴かせてもらいました。
この間、富山では29日(月)に北日本新聞社主催で小泉進次郎代議士と対談し、参院選の感想、2020会議の取り組み、今後の政治への想いなど語り合いました。まさに盛り沢山の一週間でした。
(追記)残念ながら、富山県でも豚コレラに感染した野生イノシシが発見されました。県の感染防止対策等の取り組みを農林水産省など国の立場でも応援するよう努めていきます。