国政報告(第492号)

 9月11日(水)、内閣改造の朝の報告となります。昨夕、テレビのニュース速報で小泉進次郎代議士の入閣が報道され、環境大臣に内定とのこと。同期の一人としてお祝いし、大活躍を祈っています。この夏は、7月末の北日本新聞での対談、8月の結婚発表、そして先週の南砺市城端・五箇山来訪と、色々な出来事があった末の38歳の若さでの入閣と、本報告でも話題豊富でした。

 また、今日で東日本大震災から8年半となりました。昨10日(火)には渡辺大臣とともに復興庁で大臣幹部会合に臨み、復興の現況と今後の課題を確認しました。渡辺大臣の下、直面する諸課題に対応しながら、10年後以降の復興の進め方の道筋を明らかにし、各国の在京大使館への訪問を通じて復興五輪に向けて東北の発信を強化できました。福島県浜通りのイノベーション・コースト構想について、国際教育研究拠点の実現を目指す検討会議も立ち上がるなど、着実な歩みを続けた11か月だったと思います。改造内閣では田中和徳代議士の大臣就任が内定し、新たな体制で前進を期します。副大臣人事は13日(金)の予定にて次号での報告となります。

 さて、先週は4日(水)夜に上京して、5日(木)朝は町村の振興を考える議員の会(山口俊一会長)の役員(私は幹事長代行)と全国町村会(荒木泰臣会長)の正副会長との懇談会に出席しました。年末の予算編成に向けた地方財源の確保や、地方創生への取り組み強化など意見交換しました。午後には県立高岡支援学校の生徒の皆さんが国会見学に来訪されました。7日(土)は在京当番日で、8日(日)朝に富山に戻り、陸上自衛隊富山駐屯地の創立57周年式典に出席の後、南砺市利賀で開催中のシアター・オリンピックスにて「マクベス」(ラタン・ティヤム監督)を観劇しました。インドの劇団で、言語も全て現地語でしたが、俳優の皆さんの迫力はしっかり伝わってきました。鈴木忠志芸術監督にもお会いでき、国内外から順調に観客が利賀の地に訪れているとの事、残り半月の盛り上がりも期待できる状況でした。

 8日の夕刻から首都圏は台風15号の影響が厳しくなり、9日(月)明け方に上陸した千葉県を中心に猛烈な風で大きな被害が出ました。特に停電については3日目の今日も木更津周辺など46万戸で復旧のメドが立たないそうで、ご苦労されている皆様にお見舞い申し上げます。交通機関が乱れていた月曜昼に東京に戻り、内閣改造をにらんで復興庁と議員会館を行き来するいつもの一週間が始まりました。一方、富山県内で心配されている豚コレラについて、常願寺川を越えて新たに立山町で感染したイノシシが発見されるなど、予断を許さない状況が続いています。農水省も逐次様々な防止策を打ち出していますが、県内の養豚農家に実害が生じないよう、緊張感を持って注視していきます。

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