国政報告(第494号)

 気が付けば「秋冷の候」に相応しい風情です。台風15号で甚大な被害に見舞われた千葉県でもようやく停電解消が進み、国の特別対策も打ち出されました。10月4日(金)の臨時国会召集前に、災害対策特別委員会での閉会中審査も予定されており、大規模停電の再発防止策など議論される見通しです。

 さて、24日(火)の党総務会で、衆院文部科学委員長候補者に決定頂きました。国会開会後に選任頂く予定ですが、公正・公平・円満な委員会運営を旨として新たな立場で努力していきます。文部科学分野には、これまで教員の確保、学校施設の整備、高等専門学校の活用、宇宙開発、文化財の保存・活用などに関心を持って取り組んできましたが、改めて所管事項を把握し、審議に備えます。

 前号の後、19日(木)は党東海ブロック主催の豚コレラ対策会議に富山県を代表して出席しました。同席された各県の養豚事業者の悲痛な訴えに対し、農林水産省の出席者からも「豚へのワクチン接種の可否を至急検討せよ」との江藤新大臣の指示が披露されました。翌20日(金)には接種する方針が決定されましたが、ワクチンの備蓄が最大でも150万頭分であり、豚への感染が確認された県を優先するとの事で、未感染の富山県では引き続き慎重に対応していかなければなりません。国会議員側も宮腰県連会長を中心に国の対応を注視していきます。

 20日は久しぶりにJR西日本本社を訪問し、北陸新幹線「かがやき」の新高岡駅停車へのご配慮に御礼を述べました。JR西日本と地元で協力して取り組む集客事業の効果もあって、新高岡駅の乗車人員は緩やかながらも着実に増えており、このまま3年半後に予定される敦賀開業時の見直しにつないで行く事が肝心と思います。夕刻高岡に戻り、21日(土)は高岡でクラフト・コンペミラレ金屋町の開会式富山県山・鉾・屋台・行燈祭交流会の総会に出席の後、南砺市で安達孝彦県議の後援会で挨拶しました。22日(日)は久保健三元氷見市議会議長桧物和弘元新湊市議会議長の叙勲祝賀会に出席し、秋分の日の23日(月)は高岡市福岡地区のつくりもん祭りの開会式伏木地区の大伴家持卿顕彰会総会に出席するなど、久しぶりに地元での週末をしっかり過ごしました。

 24日に上京して南砺市議会自民クラブの皆さんの訪問を受け、25日(水)は日本ウルグアイ友好議員連盟事務局長の谷公一先生のお誘いで、岩手県釜石市の鵜住居復興スタジアムでのラグビーワールドカップ、ウルグアイ・フィジー戦を観戦しました。復興庁でご縁が深まった東北への通算70回目の訪問は、応援したウルグアイ・チームが堅実なプレーで体力に勝るフィジーを破り、地元の子供たちの熱い声援とともに深い感銘を受けて帰京しました。

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