国政報告(第495号)

 いよいよ明日(4日(金))から臨時国会(第200国会)です。内閣提出予定法案は15本とのことで、夏の人事院勧告を実施する給与法改正案や、教師の働き方改革を進める法案、また、日米貿易協定の批准案などが主たる案件です。1日(火)からの消費税10%引き上げの影響と対応、北朝鮮を始めとする国際情勢、豚コレラ対策、台風被害への対応、関西電力経営陣の金品受領問題など、様々な議論が予想されます。会期は12月9日(月)までの67日間が予定されており、文部科学委員会で頑張っていきます。

 先週末の9月27日(金)は久しぶりに党の農林部会に出席し、豚コレラ対策として関係県の要望を受けて、富山県を含む9県で豚へのワクチン接種を認める農水省の新方針の説明を受けました。ウイルスに感染したイノシシの捕獲や養豚場周辺の防疫対策など、多重的な取り組みでウイルスの蔓延を抑え込み、安心して養豚を営める環境の再構築に、関係者一丸となっての取り組みを期待します。

 地元に戻って翌28日(土)は、高岡テクノドームで開催された「Toyama Gamers Day」のオープニングに出席しました。最近若者世代を中心に人気の、コンピュータ上のソフトウェアで作られたゲームをメインに、魚津と高岡の2会場で情報回線をつないで対戦の機会を設けるなど、次世代通信技術も利用しての集いには多くの観客が詰め掛けていました。29日(日)は慶友会の定時総会があり、川村会長始め、永く支援頂いている会員の皆様に、国政に参画してきたこの10年間を振り返り、国政報告を述べる機会を頂戴しました。初当選時からの公約である射水・小矢部・砺波・南砺・氷見・高岡6市の一体的発展については、国の連携中枢都市圏への指定や、北陸新幹線など骨格となる社会資本整備の進捗を見ています。「地方から始まる新しい国のかたち」については、安倍政権の下、「地方創生」と名付けられた施策が推進され、次世代を育む若い世代が全国津々浦々で自己実現でき、安心して子育てできる環境づくりを目指す「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が進められています。直近の復興庁での仕事まで、自分なりに来し方を振り返り、将来に向けて、財政再建、持続的な社会保障、沖縄の基地問題の解決、東アジアの安定など、国の直面する重要課題の解決に一層努力する決意を申し述べました。

 30日(月)は東京日帰りで、夜は故上田信雅前砺波市長の通夜に参列し、1日(火)は富山県立高岡高等学校の創立記念式典射水市の新湊曳山まつりに出席するなど、久しぶりに地元でウイークデーを過ごしました。2日(水)は再び東京日帰りで、国土交通省富山県人会に出席し、3日(木)朝、(一社)実践倫理宏正会富山地区支部の64周年記念式典の後、三たび上京して臨時国会に備えています。次号は安倍総理の所信演説から報告を続けます。

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