国政報告(第511号)

 大寒の時季にもかかわらず、富山では全く雪が降らないまま、一月が過ぎてしまいそうな気配です。国会では今週から令和元年度補正予算案の審議が始まり、衆院では予算委員会で2日間審議した上、昨28日(火)夕刻の本会議で可決、参議院に送付されました。予定通り進めば30日(木)に成立し、来週からは新年度予算案の審議に入る見込みです。野党側の論点は「桜を見る会」に集中しており、内閣としても反省すべき点は真摯に対応する必要があります。さらに、中国で発生した新型肺炎対策や、イラン情勢、米中貿易摩擦など内政・外交・経済の動向を見据えた議論が期待されます。

 先週の23日(木)は金沢福光連絡道路整備促進期成同盟会の中央要望にて、馳代議士、田中南砺市長、山野金沢市長とご一緒に国土交通省の佐々木政務官ほか皆さんを訪問しました。偶々、新年度予算案で、「都府県境道路整備補助制度」が創設され、県境を跨ぐ構造物(橋梁、トンネルなど)の整備を伴う道路の整備について、計画的かつ集中的に支援することとされました。新年度の県予算で、冬季間の通行を可能にする方策について検討を進めることとされたこともあり、この補助制度が事業推進のツールになるかも、と訴えました。綿貫先生からも激励を賜り、思い新たに努力して行きます。

 週末の24日(金)は高岡で久しぶりに高岡市管工事業協同組合の新年会に出席しました。25日(土)は西日本鉄道OB会新年会、公明党躍進の集い、野上浩太郎参議院議員の集い高岡市二上地区各種団体新年会、26日(日)は地元の町内会の新年会や高岡市野村地区自治振興会総代会と各種会合に出席しました。

 27日(月)に上京し、新年度の予算、法案等のレクを受けたり、党本部の会議に出席したりの毎日です。総務省関係では、地方財政も、法人税の偏在性是正で東京都から地方圏に4千億円が振り替わるなど、配慮された内容となっています。赤字地方債として発行抑制が求められてきた臨時財政対策債も、ようやく残高の減少が実現の運びとなりました。通信面では、「ローカル5G」として、短時間に高速大量通信が可能となる通信ネットワークを、スマート農業、学校教育、防災、観光など地域づくりに役立てるべく、地域の発意によるプロジェクトが募集されています。地方創生予算の活用など、地元県・市の要望の実現を橋渡しできるよう努めます。

 本29日(水)、JR西日本、富山県、高岡・氷見・砺波・南砺4市の連名にて、「城端線・氷見線の未来に向けた検討着手について」という発表がありました。高岡駅での直通化も含め、「将来のまちづくりに資する線区のLRT化など新しい交通体系の検討を進めていく」とのJRからの提案を県・4市が受け止めたもので、新たな地域の夢として応援する気持ちで検討作業を見守り、国の制度の活用など、力を尽くしていきます。

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