6日(土)に党県連の常任総務会(構成員は34県議)が開催され、秋に予定される知事選の党推薦候補が現職の石井隆一知事に決まりました。まず、推薦を求めていた新人の新田八朗氏、石井氏、両者に出席頂き、各々の決意を語って頂きました。その後、34人の意向を宮腰会長ほか県連役員が聴取した所、石井氏24名、新田氏7名、執行部一任3名の結果でした。これを受けて、常任顧問会議(県選出国会議員と県連役員で構成)にも諮った上、石井氏の推薦を常任総務会として決定しました。次いで7日(日)、富山国際会議場で「三密」にも配慮して総務会を開催し、常任総務会の決定を報告、了承され、石井知事から挨拶を受けました。一方、新田氏は7名の支持に感謝しつつも、推薦無しで出馬する旨、7日夕に記者会見され、分裂選挙が確定的となりました。
推薦決定に至るまで、両者の求めを受けて、県連として外部に説明できる「公明正大」、「透明」な決め方はどうあるべきか、種々検討されました。国会議員側からは党員投票を一つの方策として提案しましたが、富山側では、日々県政に携わるとともに、選挙区で党員に近い立場でもある県議が主体的に関わるべきとの意見でした。途中、コロナウイルスのために緊急事態宣言が出され、富山・東京間の移動自粛が求められるなど、顔を合わせての議論ができなくなったこともあり、1日(月)の東京での常任顧問会議にて今回の方法をまとめました。総裁選の例なども引けば、県議・党員の双方が参加する方式などあり得たかもしれませんが、コロナの制約の下、より良い選択はできたのかな、と思っています。
推薦者選考の論点として、石井知事については、4期16年間の実績は申し分ないものの、さらに4年間継続してお任せする事の是非が問われました。若い世代へ引き継いでは、との意見に対し、いわば「総仕上げ」の4年間に何を成し遂げたいのか、その強い意志を示し、有権者の共感を求める必要があると考えます。一方、新田氏については、世代交代にはなるが、行政面での実績は無く、手腕は未知数です。民間企業経営の実績や、日本青年会議所会頭等の幅広い活動を如何に評価するかが問われました。常任総務の方々は、このような観点を勘案の末、各々に重い判断を下されたと思います。今後、本選挙に向け、上記の論点を踏まえ、有権者の皆様に理解を頂くべく、努力していくスタート台に立った所です。
一方、国会は、昨8日(月)衆議院本会議で第2次補正予算案の趣旨説明・質疑があり、今日は予算委員会です。今朝(9日(火))時点の世界の感染者数は695万人、亡くなられた方は40万人。我が国の感染者数は累計1万7千人を越えましたが、現在感染者数は千人程度に落ち着きました。日々、一進一退ですが、皆で注意しながら終息を目指してもう一息のようです。