国政報告(第539号)

 お盆休みを終えて、10日ぶりに会館の自室で本号を綴っています。梅雨明けの後は、富山も東京も猛暑の中、コロナウイルスの感染者も全国的に発生が続きました。私事ですが、自宅隣で火事が発生しましたが、素早い消火活動のおかげで、全く被害無しで済みました。偶々、初動から現場に居合わせ、消防署と消防団の職団員の方々の献身的な活躍を目の当たりにして改めて消防組織の重要性が身に染みました。鎮火、鎮圧後も一晩、現場を見張って下さり、それが基本的な決め事だと、恥ずかしながら初めて知りました。警備頂いた警察の皆様始め、多くの方々に感謝しております。

 さて、この間の活動ですが、夏祭りなど地域の行事が軒並み中止となり、例年よりは限定的になりました。7日(金)に砺波市で利賀ダム建設促進期成同盟会の総会に出席、併せて、待望久しかった工事用トンネルの着工式もありました。一時は、事業効果の検証のため、足踏み状態となった事業も、検証をパスしてからは順調に進捗し、今年度予算は33.8億円に達しています。トンネルは利賀地域と南砺市他地域等を連絡する国道471号線のバイパスを兼ねるもので、早期竣工が期待されます。併せて1日も早い本体工事着手に向け、綿貫会長を中心に、一層の努力を誓い合いました。

 10日(月)は射水市にて、帆船海王丸の一般公開30周年の記念式典に出席しました。富山新港への誘致に努力された当時の中沖知事、渡辺新湊市長、四方県議はじめ先人の皆様、長年、総帆展帆に携わってこられたボランティアの方々にも感謝し、今や県内有数の見どころとなった海王丸パークが一層賑わうよう祈念しました。15日(土)の県主催戦没者追悼式も、今年はウイルス対策で出席者を絞り込んでの開催でした。戦後75年、今日の私たちの生活があるのも、多くの御霊の尊い犠牲の上の事であり、悲惨な戦争を2度と起こさないとの思いで、献花させて頂きました。

 17日(月)、金沢市で金沢福光連絡道路整備促進期成同盟会総会に、会長として出席しました。会長代行を務めて頂いている馳浩代議士、石川県選出の山田修路先生、山野金沢市長、田中南砺市長ほか関係者が集い、県境部が冬期間も通行可能となるよう、整備に向けての石川・富山両県の取り組みを強力に後押ししていく決意を新たにしました。

 今日(18日(火))から再び永田町で国政の現場に立ってみると、改めて緊急課題はコロナウイルス対策です。国内の感染者数の累計は5万6千人を超え、現在感染者数も1万4千人程度と高止まりしています。昨夜時点で海外の感染者数は2172万人、亡くなられた方は77万人に達しています。昨日発表の我が国の4-6月期GDPが年率27.8%と大きく落ち込むなど、感染抑止と社会経済活動を両立させる施策の実現が引き続き焦点です。

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