国政報告(第542号)

 重大な警戒が呼び掛けられた台風10号が、九州西海上から沿海州に過ぎ去って温帯低気圧に変わり、今朝(8日(火))の東京は秋の気配が漂う青空です。九州では多くの方が避難され、各所で被害も出ています。亡くなられた方へのお悔やみと併せ、関係の方々にお見舞い申し上げます。一方、コロナウイルスの「第2波」は、データで見るとピークを過ぎて沈静化しつつあり、富山県でも週末の土日は感染者が無くなりました。「正しく恐れる」という言葉通りに、適切な予防を心掛けながら、社会・経済活動を活発化していくことが目下の課題だと思います。航空機や新幹線を利用する移動、大学のキャンパスの開放(リモート授業と対面授業の併用)、貸し切りバスの利用、そして地域に欠かせない祭礼やイベントの開催など、様々な分野で人々の背中を押していくキメ細かい対策が欠かせません。折しも今日から総裁選ですが、新内閣においても、早急に取り組むべき課題だと考えます。

 その総裁選ですが、私の推す石破元幹事長、菅官房長官、岸田政務調査会長の三者が立候補する事となり、本日告示、14日(月)の投票に向け、一週間の選挙戦となります。急な事態であることを理由に、正式な党員投票は見送られましたが、党本部の呼び掛けもあり、殆どの県連で党員による予備選挙が行われることになりました。地域で、職域で党を担って日々活動頂いている百万余の党員の皆さんの意思が何らかの形で反映されることは望ましいと思います。富山県連では、昨7日(月)に投票用紙を郵送し、11日(金)締め切りで郵便投票が行われ、結果をドント方式で県連の持ち票3票の按分に反映させます。県内での選挙戦は実質10日(木)までですが、高岡事務所のスタッフの皆さんにも協力頂き、石破候補への投票を呼び掛けていきます。もちろん、選挙が終われば、新総裁の下、一致結束して16日(水)に召集予定の臨時国会での首班指名に臨みます。

 先週は、1日(火)に毎年恒例の「赤澤亮正代議士を囲む会」での司会を務め、党政務調査会では文部科学関係の会議で、新年度予算の要求に向けた議論に参加しました。先に述べたように、コロナウイルスの影響で、大学生がキャンパスに入れない、地域の祭礼が中止になる、など、文部科学行政に関わる分野でも問題があります。小中高は、国・地方教育委員会のキメ細かい対応もあって、概ね再開できているだけに、残された分野でも、国が具体的な感染予防策を打ち出し、再開に向けて粘り強く啓発に取り組むべきとの意見を述べました。週末の地元では、5日(土)午後に高岡で中西進高志の国文学館長の講演会に出席し、夕刻には石井知事の高岡地区後援会総会で知事選に向けた応援要請の挨拶をしました。総裁選の経過、結果については、次号で報告します。

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