11月3日(火)、「文化の日」は、晴天が多い特異日と言われます。今日も天気予報では雨でしたが、午後の始めまで青空が広がりました。恒例の高峰譲吉博士の生誕祭と子供達への科学賞の授賞式が高岡市の高峰公園(博士の生家跡地)で開催され、出席しました。今春、博士の米国・ニューヨークでの別邸、「松楓殿」の内装等が高岡商工ビルに移設され、顕彰の取り組みが進展する中、コロナウイルスに配慮しつつ行事が遂行されて良かったです。例年、受賞した子供達の研究は、身近な疑問を大切に、粘り強く実験・観察し、論理的な考察が加えられていて、頼もしく思います。
さて、国政報告は550号を迎えました。2009(平成21)年に初当選させて頂いてから11年間、公約通り、週毎に見聞き、考えたことを綴ってきました。野党から与党へ、平成から令和へ、安倍内閣から菅内閣へ、と移り変わり、今はアメリカの大統領選の投票が続いています。この50回は、衆院文部科学委員長としての活動を主体に、予期せぬコロナウイルスに見舞われ、対策を模索した日々となりました。今後は、党政調総務部会長として、総務省関連の政策の動きの報告が主体になると思いますが、この一年の間に確実に総選挙もあるので、政治全体の大きな流れにも注目です。
先週の10月27日(火)、党政調審議会、総務会にて、総務部会長として郵便法等改正法案を報告、了承頂き、政府から今国会に提出の運びとなりました。28日(水)は、朝に財政再建推進本部の小委員会に出席、全世代型社会保障に向けての提言案がまとめられました。所得条件付きでの75歳以上高齢者の方々の医療費2割負担の導入、都道府県における医療費適正化の取り組みの強化など、制度を持続させるための方策が盛り込まれ、本部に報告する予定です。続いて、情報通信戦略調査会に事務局長として出席、携帯電話料金の引き下げ、デジタルプラットフォーマーに対する規制の動きについて、総務省他政府から説明を受けました。午後は衆院本会議で、菅総理の所信演説に対する各党代表質問が行われ、コロナ対策、行政のデジタル化、日本学術会議の委員任命問題などがテーマとなりました。本会議は29日(木)午後も開かれ、週明けの2日(月)からは衆院予算委員会に舞台を移し、論点が深彫りされています。菅総理の答弁は、実務的で堅実な印象で、質問者への反論で場内が沸いた安倍前総理とは雰囲気が異なるようです。
30日(金)夕刻に新高岡駅に戻り、そのまま高山への路線バスに乗りました。高岡市は故瀬島龍三先生の提唱で「飛越能経済観光都市懇談会」を主導しており、高岡・高山間のバス路線開設は長年の夢だったので、嬉しく思いました。1日(日)朝、党県連の常任顧問会議があり、宮腰会長と五十嵐幹事長が、知事選敗北の責任を取って辞任を表明、了承されました。お二人に申し訳なく思います。