国政報告(第608号)

 17日(月)、通常国会が召集され、6月15日(水)まで150日間の会期がスタートしました。先週来、オミクロン株の感染が拡がり続け、首都圏の1都3県などへの「まん延防止等重点措置」の発令も検討される状況です。まずは、「第6波」にどう対応するかが焦点での船出となりました。この型のウイルスが南アフリカで出現した後、国は水際対策を強化するなど、感染拡大を遅らせるよう努力してきました。医療体制の構築、3回目接種の準備、経口薬の配置など、ウイルスに向き合う体制を整える時間をある程度確保できたと思います。また、年末年始など国民の皆さんが2年ぶりに会食、旅行、帰省など社会経済活動を再開できる機会を持てました。現状は、多くの地域でいったん行動規制をかけざるを得ないものの、ここまでの施策の準備を活かし、できるだけ短期に影響を最小限に留める対応ができれば、と願っています。

 一方、年末来、北陸では次々と寒波が襲来し、大雪警報・注意報が発令されました。幸い、間に気温の上昇する日もあり、積雪はそれほどでもないですが、国道での立ち往生が発生するなど、近年の豪雪の記憶を思い起こさせられる毎日です。この度、党災害対策特別委員会の豪雪地帯対策に関するPTの事務局長を拝命しました。稲田朋美座長の下で、今年度末に期限を迎える豪雪地帯対策特措法の改正(議員立法)に取り組みます。21日(金)に会合が予定されており、国土交通省から近年の施策について説明を受け、除雪時の安全確保など今日的課題も盛り込んだ改正案を協議する予定です。

 さて、先週は14日(金)に党財政健全化推進本部の会合がありました。同日午前、内閣の経済財政諮問会議で「中長期の経済財政に関する試算」が発表され、2025年度までに国・地方のプライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化する目標が再確認された旨、報告を受けました。コロナウイルスの影響を克服して経済成長を図ることは当然として、財政健全化の旗も高く掲げて進むという政府方針は、私も強く支持するものです。この上は、成長を反映した歳入の増分と、効果的な歳出への努力を合わせ、目標を達成すべく、具体的な改善策も議論・提案していきたいと思います。

 週末の15日(土)、富山にて県連女性部初顔合わせ射水商工会議所創立70周年記念式典に出席しました。コロナウイルスの感染拡大のため、会食を取り止めたものの、一同に集まることができただけでも良かったと思います。

 20日(木)からは、岸田総理の所信演説など政府四演説に対する各党代表質問が衆参両院で3日間行われ、来週には衆・予算委員会で本予算案が審議入りの見込みです。党では内閣提出予定の法律案の審査が各部会で始まり、いよいよ今年も始動の時を迎えました。論点に注目しつつ、例年通り持ち場で頑張っていきます。

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