国政報告(第618号)

 年度末を迎え、東京は桜が満開の「花曇り」です。この週末は、26日(土)の県高岡児童相談所の竣工式を始め、久しぶりに多様な行事に出席しました。児童相談所は県西部6市を管轄しており、近年、児童を巡る様々な事案が発生している事から、機能の重要性が認識されています。従前の施設は市街地内で狭隘であったことから、移転新築されたもので、時宜を得たものと思います。

 同日、高岡市の旧石堤小学校が公民館に再整備され、開館式が行われました。27日(日)には市立平米小学校定塚小学校の閉校式が、在校生や地域の皆さんの出席の下、各々催され、角田市長、坂林議長ほか関係の皆さんと出席しました。市内の小学校の統合計画が住民の皆さんの深い理解の下に進捗する中、施設の有効活用と併せ、より良い教育の実現を祈念します。平米・定塚の2校は統合され、来週、高陵小学校としてスタートします。両校の百年以上に及ぶ素晴らしい伝統を生かし、新たな校風が築かれるよう願います。

 党活動については、26日に南砺市福光支部総会27日に同市福野地区での第4回対話集会に出席しました。今回の語り合いは、女性活躍や地方創生について、私との質疑応答のみならず、出席者の皆さんの間でも意見交換が弾みました。出席の武田県議、安達県議始め市議の皆さんとともに、「考えるヒント」も多く頂きました。男女共同参画も、平等を実現する視点のみならず、個々の想いや願いも踏まえ、多様性がある「男女対等」の視点で取り組んでは、との問題提起がありました。また、学校生活では、生徒会など男女の差なく意見を出し合って活動しているのに、地域社会の各種団体では役員構成など男女差があり、女性の意見のウエイトが下がることが、女性の都会への流出の一因になっているのでは、との指摘も新鮮に受け止めました。引き続き、月一回の対話を心掛けます。

 一方、週明けの29日(火)朝、岸田総理から各閣僚に対し、原油価格や物価の高騰について、緊急対策を来月末までに取りまとめるよう指示がなされました。対策の柱は、原油高騰対策、穀物・水産物の価格上昇対策、中小企業の資金繰り支援、困窮する方々への生活支援の4つです。新型コロナウイルスの感染やロシアのウクライナ侵攻が内外の経済社会活動に様々な制約を及ぼし、為替・金利などにも注意すべき状況が生まれています。有効な対策を打つべく、党でも政務調査会で議論が進むものと思います。

 前号でも触れたとおり、23日(水)夕刻、リモート形式でウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説があり、第2会場で拝聴しました。我が国のこれまでの支援に感謝され、アジア諸国や国際機関への働きかけなど、引き続きの協力の要請がありました。武力による他国の主権侵害を許さない立場を堅持し、一刻も早い事態の収拾を目指し、粘り強く取り組むことが大切と痛感しました。

カテゴリー: 国政報告 パーマリンク