国政報告(第681号)

 国会閉会後の最初の週、永田町界隈はさすがに静かな雰囲気です。梅雨空の下、会期中に積み残していた役所からのレクチャーを受けたり、役員連絡会(27日(火))に出席して過ごしています。

 先週の22日(木)は、高岡市福岡地域で石澤義文さんの富山新聞文化賞受賞祝賀会に東京から日帰りで出席しました。石澤さんとは、旧高岡市長在職中に旧福岡町長として合併協議を進めて以来のつながりです。その後、全国商工会連合会の会長職を3期9年務められ、小規模企業基本法の制定に多大な尽力をされました。若くして県議会議員となられ、政治の世界でも永く活動され、私も大変力強く応援頂いてきました。感謝の気持ちも込めたお祝いのご挨拶では、定評ある石澤さんの演説についてお話しました。重要な演説、講話は、必ず事前に原稿を作成されるので、表現、言い回しに至るまでしっかり吟味されており、その話術もまた「文化賞」に値する一級のものです。まさに、政治の道の先達としてこれからもその足跡に学んでいきたいと思います。世代を異にする石澤さんと私ですが、共通の願いは、母校、県立高岡高校の野球部がいつの日か甲子園に出場する事です。17日(土)に母校グラウンドにて現役部員を激励した事も思い出し、挨拶の最後に添えました。

 23日(金)夕刻、改めて地元に戻り、24日(土)は朝に「全国食育推進大会inとやま」、夕刻に南砺市吉江地区合同後援会総会に出席しました。25日(日)は朝に氷見市で「手をつなぐ育成大会」、午後に高岡市で射水神社奉賛会総会伏木校下自治会連絡協議会総会に出席しました。コロナウイルスの影響が落ち着き、4年ぶりに復活した総会・懇親会も含め、ようやく社会経済活動が元に戻ってきた印象があります。出席者の喜びも伝わってきます。

 週明けの東京では、各種政策のフォローに努めています。10月から導入されるインボイス制度、来年1月から導入される電子取引データの保存義務については、税務当局等から事業者への様々な周知活動が進められている事がわかりました。ちょうど、マイナンバーカードの登録を巡る様々な不具合が報道されており、政府も来年10月の健康保険証との一体化に向けて、事務の総点検を実施する旨、表明しましたが、政策に係るコミュニケーションは大切です。また、ふるさと納税制度についても、地元外の農産物を加工した製品を返礼品とする事を認めないことにされます。返礼品による地場経済への寄与をより明確にする狙いだそうです。この後も、これまで関心を持ってきた政策分野の進展をキャッチしていきます。

 団体総局長としての各団体への党員増強の依頼訪問も23日(金)までで終わりました。少子化の流れを受け、様々な業界で後継者不足の悩みを伺いました。実効性、即効性ある少子化対策の必要性を痛感し、この問題意識を持って進んでいきます。

カテゴリー: 国政報告 パーマリンク