12日(水)の午後10時頃、テレビの全国ニュースで、富山県西部に線状降水帯が発生との報に接しました。その晩、各所に被害が生じ、南砺市の赤池伸彦市議会議員が住民に避難を呼びかける活動の最中に土砂崩れに巻き込まれ、亡くなられました。つい最近も元気な姿を拝見していただけに、残念でなりません。お通夜に参列しましたが、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
県内では高岡市を中心に中小河川が溢水し、家屋への浸水が200棟を超えました。被害に遭われ、猛暑の中、現状復旧にご苦労されている皆様にお見舞い申し上げます。富山、小矢部、砺波、高岡の4市には災害救助法が適用されることとなり、復旧費用等の地元負担が軽減されます。このほか、浸水箇所の再発を防止する河川整備の促進も心掛けていきます。
通常国会が閉会してほぼ一か月、この間、岸田内閣はマイナンバーカードの不具合対策に注力する一方、総理はNATOの会合や中東訪問など積極的に外交を展開しています。週末の世論調査では、内閣支持率が引き続き低下していますが、年初の時と同様に、国が当面する諸課題に粘り強く対応し、成果を挙げていくことが、支持回復の王道だと思います。今後は、東京電力福島第一原子力発電所の事故に起因するALPS処理水の海洋放出、旧統一教会に対する解散命令請求、エネルギー等物価高対策といった課題について、慎重に検討し、決断していかなければなりません。私も、自分の持ち場で事の推移を注視し、対応する必要があり、心しています。
先週12日、党情報通信戦略調査会が開催され、NHKが検討しているインターネット送信業務の本来業務化の構想について、民放連と新聞協会から懸念の声を聴きました。この構想は、昨今の若者世代のテレビ離れに対応し、災害時の的確な情報伝達と、事実を正確に伝えるニュース報道について、いわば国民誰もが享受すべき「ユニバーサル・サービス」であるとの認識で、これをNHKに担わせようとするものです。このため、ネットで配信するコンテンツは、放送の映像・音声に対応する文字情報に絞られるものと考えられます。一方、民放連、新聞協会は、現在、NHKが放送法上の任意業務として実施しているネット配信が肥大化して、民放・新聞を圧迫していると認識されており、現状の改善無くして変更は受け入れられないとの立場です。調査会でのやり取りを通じて問題点が明確になったので、解決に向け、声を出して行こうと思います。
14日(金)の午前、党文化立国調査会で東京藝術大学を訪問し、地域づくりへの貢献活動の現状を伺いました。地元でも、富山大学芸術文化学部にお世話になっていますが、まちづくりに文化やデザインのノウハウを活かしていきたいものです。同日夕刻、全国配置薬協会の総会後懇親会に出席し、大北新会長にご挨拶しました。