20日(金)、臨時国会(第212国会)が召集され、午後3時から天皇陛下をお迎えして参議院本会議場にて開会式が執り行われました。コロナウイルスの影響でしばらく出席者を制限していましたが、今回からは制限が無くなりました。いつも思うのですが、開会式が行われる際は、必ずと言って良く晴れます。
今国会から、本会議前の代議士会で党所属議員の皆さんに、議院運営委員会理事として議事内容を報告する役目を仰せつかりました。8年前の議場内での議事進行係に続いてのいわば「再登板」で、誤りの無いように緊張感を持って努めたいと思います。最初の本会議では、細田議長の体調不良による辞任申し出を許可し、議長選挙が行われました。投票総数459票の満票で額賀福志郎議員が新議長に当選、就任されました。これまで、東日本大震災復興加速化本部長など様々な場面でご指導を受けてきた身として、嬉しく思います。
先週の17日(火)朝、党本部をベトナム共産党一行が訪問され、前団体総局長として党活動について説明しました。両国の政治システムは異なりますが、ともに政権を担う責任政党として両党間の活発な交流が継続しています。今年は両国の外交関係樹立50周年にも当たり、先に萩生田政調会長が訪越するなど友好を深めています。18日(水)には、海外日系人大会に合わせた両院議長主催による歓迎昼食会に議運理事として参加しました。過去、厳しい条件の下、海外各地に移住され、生活の基盤を築き、時には母国に対して暖かい支援の手を差し伸べて頂いた歴史を偲び、海外に暮らす同胞への感謝の気持ちを新たにする催しでした。同日夕刻は北陸地域の港湾整備に関する懇談会に出席しました。国交省からは堂故副大臣や地方整備局の皆さん、地元からは港湾所在地の首長が出席し、クルーズ船の寄港復活、カーボンニュートラルポートや「2024物流問題」への取り組みなど最近の情勢について理解を深めました。20日(金)の朝は党農林部会にて、農水省から今秋の米の収穫状況と来年に向けた見通しの説明がありました。最近は需要の減少に応じて主食米の作付けを抑制する動きが全国的に広がっており、需給が引き締まり、米の価格は近年の中では高水準にシフトしています。ただし、異常な猛暑の影響で品質が落ちており、十分な所得を得られない場合も心配され、底支えの対策は必要なようです。
地元に戻っての週末の21日(土)は、時雨模様の下でしたが、高岡市吉久地区の「さまのこアートinよっさ」を拝見しました。重伝建の指定を受けた街並みを活かし、富山大学芸術文化学部の学生達も加わって地域を盛り上げる取り組みとなっていました。22日(日)は朝早く新高岡駅を出発し、大阪市にて近畿富山県人会130周年を祝う総会・祝賀会に出席しました。県外各地での強固な県人の絆はわが県の特色です。次回は総理の所信演説から報告します。