この週末は、季節を先取りしたかのような「寒波襲来」で、雷、霰、霙など一気に冷え込んで縮こまる荒天でした。昔から「鰤起こし」と呼ばれるように、氷見漁港にはブリが数百本単位で水揚げされ、今季の豊漁を期待したい所です。冬型の余韻が残る富山から新幹線で上京すると、軽井沢を過ぎた辺りから日差しが差し始め、関東平野は快晴で、すっぽりと冠雪した富士山が車窓からくっきりと望めました。正午から南砺市福野・福光地域出身者の「東京ふくふく会」に出席し、対照的な天候について触れながら、在京県人の皆さんの故郷を想う気持ちに感謝する挨拶をさせて頂きました。
今臨時国会は、本日(20日(月))の衆院本会議で内閣提出の法律・条約案を全て可決し、参院に送付することができました。鈴木財務大臣の財政演説と各党質疑も行われ、明日から予算委員会で補正予算案の審議が始まります。早期成立を目指すとともに、残された旧統一教会被害者救済のための議員立法について、各党案がかたまったことから審議に入っていきます。我が党案は、解散命令請求に対する司法決定が出る前の財産保全等の強制措置は憲法上も難しいとの判断で、法テラスを利用した手続き面での支援と、旧教会に財産移動の際の届出義務を課すことを主な内容としています。
さて、先週は私の関わる党の会議が相次いで開かれました。14日(火)、沖縄振興調査会が開かれ、岡田直樹新会長の下、沖縄関連の補正予算の内容説明を受け、税制改正要求をまとめました。補正予算は、一括交付金の増額、離島での無電柱化の推進、OIST(沖縄科学技術大学院大学)関係経費の計上など良い内容となりました。15日(水)、東日本大震災復興加速化本部が開かれ、根本匠新本部長の下、最近の復興の歩みや与党提言の進捗状況の説明を受け、税制改正要求をまとめました。特定帰還居住区域の設定と除染の開始、ALPS処理水の海洋放出と業界対策など着実に事業が進捗しているものの、廃炉など大きな課題も残っており、新本部長の下、新たな施策を提言していく方針です。17日(金)、文化立国調査会が開かれ、続投となった山谷えり子会長の下、補正予算の報告を受け、当初予算編成に向けて会の決議をまとめました。このほか、選挙制度調査会(逢沢一郎会長)や情報通信調査会(野田聖子会長)の役員会も開かれ、新体制での活動がスタートしています。
一方、各種団体との関係では、14日に全国市長会役員の皆さんと首長経験国会議員との懇談会、15日に県町村長と県選出与党国会議員との懇談会に出席したほか、16日(木)朝に自治体病院、17日朝に史跡に関わる議員連盟の会合に出席しました。同日午後には東海北陸自動車道で四車線化未着手の白川郷IC~清見IC間の事業化を求める決起大会に出席し、岐阜・富山両県知事、県議会議員、沿線自治体の首長などとともに努力を誓い合いました。