2月に入り、立春も過ぎました。元旦に発災した能登半島地震からの復旧・復興に、関係の皆様が日夜取り組んでおられる中、暖かい春の訪れが早いことを強く念じたいです。
3日(土)朝、党富山県連の常任顧問会議、常任総務会、支部長・幹事長・事務局長会議が開催され、今般の党の派閥パーティの政治資金の不適切な処理について野上会長、田畑議員から報告、陳謝されました。その上で、野上会長は辞任を申し出られ、やむなしとして了承されました。県連としても、この度の不祥事で、党員はじめ県内の皆様に不信感を持たれた事を重く受け止めています。とりわけ、党本部で活動している私たち国会議員が反省の上に立って再発防止策を樹立し、信頼回復に努めて参ります。一方、党では2日(金)から幹部による関係議員の聴き取りが始まり、さらに、全議員を対象に、アンケート調査も実施することになりました。党としても事態の全容を把握し、党のガバナンスの改善や政治資金規正法の改正に結び付けるべく、歩んでいかねばなりません。
国会は、先週30日(火)に岸田総理ほか4大臣の演説を聴き、31日(水)、1日(木)と各党代表質問が行われました。政治資金問題は当然として、成長と分配の好循環、すなわち賃上げを如何に実現するか、そのための経済成長方策をどうするか、が最大の論点と感じました。さらに、待ったなしの少子化対策と財源の手当て、「2024問題」と言われる建設・物流分野の労働規制適用に応じた働き方改革、約20年ぶりの農業基本法の改正など、広範な分野について衆参3日間の論戦が交わされました。5日(月)からは、衆院予算委員会での新年度予算案の基本的質疑が始まり、7日(水)まで1日7時間、計21時間の日程は確定しています。
先週も、地元から上京された方々と懇談・意見交換の機会がありました。29日(月)に射水市議会有志、1日に県建設業協会役員の皆さんとお会いし、地震の際の避難等の対応や、能登地方の復旧作業の応援に食糧・燃料など持参で出向いている実情を聴かせてもらいました。能登ではようやく停電の解消のめどが立ちましたが、水道については手取川から送水しているために復旧が3月から4月初めにずれ込むとの事、まさに一歩一歩前進させるための関係者の努力と被災された方々のご苦労を痛感します。富山県内は、住宅の全壊戸数が100を超え、2日に国の被災者生活再建支援法が全域に適用されましたが、液状化した地域の復興など中長期の視点からの検討が大切です。
先週末の地元では、私の住む高岡市定塚校下と町内会の新年会に出席しました。地震の経験を受け、改めて地域の皆さんの結び付きや助け合いの大切さが身に染みます。何気ない言葉の掛け合いが、お互いを守る力になるのだと挨拶・懇談させて頂きました。