先週に引き続いて桜が満開、見ごろとなったこの週末の13日(土)、滋賀県長浜市で全国山・鉾・屋台保存連合会総会が開催され、会長として参加しました。北は青森県八戸から南は熊本県八代まで、約400人の参加があり、「長浜曳山祭」で街が賑わう中、浅見長浜市長、大塚実行委員長はじめ皆さんのお世話で盛会裏に終えることができました。富山県からは、射水、魚津、城端、高岡の4団体、角田高岡市長にも出席頂きました。長浜の祭礼の特徴は山車に設けた舞台で演じられる「子ども狂言」で、春休みから猛稽古した小学生が様々な演目を見事に演じる姿は感動的でした。地元選出の、上野賢一郎衆議院議員の9歳の息子さんも商家の若旦那役で出演し、見物客の喝采を浴びていました。一方、総会の挨拶では、コロナ禍を乗り切ったものの、能登半島地震で七尾の青柏祭が中止を余儀なくされるなど、祭りを取り巻く環境が一筋縄ではない現状を述べました。その上で、地域の活力の拠り所となる祭り行事に対する期待が以前にも増して高まっており、文化庁の補助も活用した山車や道具の修復、各地で工夫を凝らしている次世代への継承の取り組みなど、情報交換しながら頑張っていこうと呼びかけました。また、本総会で30年にわたって連合会の運営に尽くされた高橋専務理事はじめ、4名の役員が退任され、ご挨拶には盛大な拍手が送られました。14日(日)の朝は敦賀へ出て、3月に開業した北陸新幹線に新高岡まで乗車し、時間短縮効果を実感しました。
さて、通常国会は岸田総理ほか4閣僚が訪米される中、本会議、各委員会で内閣提出案件の審議が着実に進みました。国対副委員長として私が担当する委員会では、農水委で食料・農業・農村基本法改正法案、地域こどもデジタル特別委で子ども・子育て支援法等改正法案が審議され、参考人質疑、地方視察、地方公聴会などをこなしながら今週末の採決、本会議上程を目指しています。一方、政治資金問題に対処し、政治資金規正法の改正案を審議する政治改革特別委が衆参両院に設置されました。党でも12日(金)の政治刷新本部で改正の論点について討議されるなど、再発防止策の具体化が後半国会の焦点となります。
党政務調査会では、沖縄振興調査会、文化立国調査会で、7年度に向けた施策づくりに向けたヒアリングに出席しました。特に、老朽化して本年10月末に閉場される国立劇場の再整備について、当初予定したPFI事業が、建設費高騰等により民間の応札が見込めない状況下で新たな整備手法が議論されています。このほか、社会的事業推進特別委員会、鉄道調査会地方鉄道のあり方に関するPT、財政健全化推進本部など、関わりのある場所で5月末を目途に、議論をとりまとめていきます。今週はこれらの会議も開催予定であり、国会の動きと併せて次号にて報告します。