国政報告(第734号)

 気象庁によれば、いよいよ今週は梅雨明けしそうとのこと、夏本番を前に、東京では選挙区内6市の新年度に向けた重点要望に基づき各省庁から説明を受けています。

 今年の特徴は何と言っても、元旦の能登半島地震からの復興に係る要望です。家屋解体、液状化対策、災害公営住宅建設、庁舎建替え等への財政支援、事業者の補助金申請手続きの簡素化など、現状を踏まえた具体的な内容であり、内閣府、国土交通省、経済産業省など担当部局に実情と併せて伝えました。このほか、自治体に有利な地方債の制度の継続、少子化対策としての「こども誰でも通園制度」に係る国の支援強化、有機農業への支援など広い分野にわたる要望があり、公共事業に係るものも含め、努力していきます。

 このほか、10日(水)には党東日本大震災復興加速化本部事務局長として、福島県浜通りの富岡町の町長、議長ほか皆さんと面談しました。帰還困難区域から避難されている方でも希望されれば除染した上で戻ることが可能となる特定帰還居住区域の設定を受けて、この区域外に所在する帰還意向の無い方の家屋等の扱いも早急に検討してほしいとのご要望を頂きました。医療、教育など生活環境の充実に係る要望などと併せ、政府とも対策を議論していきます。

 11日(木)朝は、党富山県連会長として、秋の知事選での新田八朗知事の推薦申請を党本部の選挙対策委員会に提出しました。小渕優子委員長もちょうど在室されており、直接お願いすることができました。夕刻には全日本トラック協会のパーティに出席しました。本年4月から運転手の時間外労働の規制が導入され、トラック業界は物流のあり方を見直さなければならない「2024年問題」に直面しています。国土交通省ほか各省庁が荷主にも契約の見直しなどの対応を働きかけており、適正な運賃の設定や輸送条件の弾力化など必要な対応が進むよう、党トラック議連事務局長として注視しなければ、と思っています。

 3連休となった週末、地元に戻って13日(土)はJCHO高岡ふしき病院支援の会に出席しました。高嶋院長からは、コロナウイルスへの対応が一段落し、高岡市北部地域の地域包括ケアシステムへの貢献など、回復期に重点を置いた特色ある病院づくりに努力しているとのお話を伺いました。海の日の15日(月)は、県柔道整復師会が主催する日整全国少年柔道富山県大会の開会式で挨拶した後、第95回都市対抗野球大会に出場する伏木海陸運送硬式野球部の高岡市主催激励会に出席しました。夕刻に、南砺市選出の安達孝彦県議の後援会総会で挨拶、上京しました。

 来週22日(月)から26日(金)まで、海江田衆院副議長の中国訪問に同行することになりました。目的は、しばらく休止している議会レベルの交流再開を働きかけるもので、次々号で報告します。

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