国政報告(第735号)

 富山では、週末の19日(金)から20日(土)の朝にかけて激しい雨に驚かされましたが、その後は夏空が広がって一気に気温が35度を超えました。昨年は9月末まで暑い日が続きましたが、今年はどうなのか、お互いに体調に留意して乗り切りましょう!

 先週の東京では、選挙制度、氏制度それぞれに動きがありました。7日(日)投開票の東京都知事選では56人が立候補し、ポスターに候補者と関りのない内容を掲示し、掲示枠を第三者に売るなど、これまで想定されなかった行為が多数発生しました。基本的に立候補者の良識に立脚して過度な規制を行わない公職選挙法の規定では、このような行為を抑止できないことが問題となりました。選挙本来の目的に沿った選挙運動から外れた、公序良俗に反する行為や営利目的の行為を抑止するために、抑制的な形ではあれ、公職選挙法の改正が必要だとの認識が報道機関や主要政党の間で広がっています。このため、我が党でも選挙制度調査会にて役員レベルで具体策を検討することとし、連立与党の公明党の関係者とも19日に打ち合わせを持ちました。自民・立民の国会対策委員長の間でも、臨時国会において公職選挙法の改正を議論することで一致したとの報道もあり、私も調査会事務局長として検討作業に加わっていきます。

 18日(木)には、渡海政調会長も出席されて、党氏制度のあり方に関する検討WTが逢沢座長の下、3年ぶりに開催されました。我が国の氏制度は明治の民法で夫婦同氏制度が採用され、戦後の改正民法でも維持されて今日に至っています。この間、平成8(1996)年には政府の法制審議会から選択的夫婦別氏制度の導入を提言する答申が出されましたが、法改正はなされていません。一方、結婚後も婚前の氏を通称として使用する方が増えており、マイナンバーカードや運転免許証も旧姓併記が可能となっています。WTでは、制度の経緯、諸外国の事例、世論の動向、子の氏の扱い、女性の社会進出上の問題点など多面的な観点からじっくりと議論していく方針について出席された議員の賛同を頂きました。このWTについても、事務局長として運営に関わっていきます。

 地元では、20日に高岡市伏木・吉久地区で第32回対話集会を催しました。事前に元旦の地震で液状化の被害を被った地区を見て回った上で、出席頂いた自治会役員の皆さんの意見を伺いました。発災から半年が経過した時点で、今後の下水道管や道路の復旧工事について段取りや完成時期など具体的な情報を早く知りたいとの想いを痛切に受け止め、私の立場でも自治体に伝えます。このほか、南砺市の川崎橋の開通式山口高岡市議の後援会総会に出席し、21日(日)は横野富山市議会議長の就任祝賀会南砺市の金沢湯涌福光線期成同盟会に出席して上京、明22日(月)からは、26日(金)までの予定で中国を訪問します。次号で報告します。

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