国政報告(第738号)

 お盆を挟んで2週間ぶりの報告ですが、この間の最大の出来事は14日(水)朝の岸田総理の総裁選不出馬表明でした。富山へ戻る日で、宿舎に居たところ、突然テレビにニュース速報が流れ、11時30分からの記者会見でようやく事態が呑み込めました。地元メディアからもコメントを求められましたが、まずは、政治資金問題に端を発した我が党に対する不信感の高まりに対し、党の最高責任者として対処されたことを重く受け止めます。この3年間、政策遂行の面では大きな混乱の無いまま、内政・外交ともに安定的に政権運営されてこられたと思います。成長と分配の好循環を目指し、2年連続で高率の賃上げを実現させ、7月末の日銀の利上げに見られるようにデフレからの脱却も確実になりつつあります。異次元の少子化対策、防衛力の強化にも取り組み、外交面でもG7各国との協調はもとより、一時冷え込んでいた日韓関係も佐渡金山の世界遺産登録実現など好転してきています。それだけに、党所属議員のコンプライアンス違反が主因となった不出馬は残念です。この上は、9月の総裁選に向け、多彩な方々が立候補され、今後の日本の針路についてのビジョン・政策を切磋琢磨する中で新総裁が誕生することを期待し、また、一票を投じていきたいです。

 先々週に戻り、6日(火)に東海北陸自動車道・東海環状自動車道建設期成同盟会総会で挨拶し、四車線化事業の一層の進捗を要望しました。7日(水)は沖縄振興調査会にて新年度予算編成に向けた現地の皆さんの要望を伺いました。次いで与党北陸新幹線PTにて国土交通省から小浜・京都ルートについて京都駅付近のルートを3案、工期と事業費見込みを添えて提出されました。働き方改革と諸物価高騰で、工期は25~28年に延び、工事費は5兆円台に上振れしました。環境アセス調査を踏まえ、地下水対策等には進展が見られ、費用対効果や工期短縮の検討も進めつつ、令和7年度末の着工を目指し、今夏の予算概算要求に盛り込むか、月末に再度PTを開催し、判断します。8日(木)は日帰りで地元に戻り、庄川右岸地域用排水対策促進協議会総会で挨拶し、県営事業の着手を踏まえ、「流域治水」の視点で事業促進を要望しました。9日(金)は佐渡島の金山世界遺産登録実現PTにて、先月、インドにて無事登録された旨を報告しました。新潟県知事、佐渡市長にも出席頂き、有志議員の在京大使館への働きかけ等の支援に感謝しました。

 お盆を挟み、地元では、10日(土)に高岡市の針山県議後援会総会福井市議の市政報告会、11日(日)には南砺市で綿貫民輔先生の寿像除幕式、砺波市で利賀ダム期成同盟会総会及び本体等着工式に出席しました。15日(木)は県主催の戦没者追悼式に参列の後、小矢部市興法寺地区での馳・新田両知事等による恒例の「ふるさとトーク」に参加しました。週明けからまた東京で頑張ります。

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