国政報告(第742号)

 今年も昨年と同様、9月中旬になっても35度を超える猛暑日となり、スコールのような激しい雨も降るなど、「残暑」とは言いづらい天候が続いています。それでも、夜、ふと耳を澄ませば秋の虫の音が聞こえてきて、季節の移り変わりを感じます。

 12日(木)から党総裁選が始まり、これまでで最多の9人が立候補する混戦・激戦となっています。先に報告したとおり、私は石破候補を応援することに決め、推薦人もお引き受けしました。石破先生も「最後の戦い」に臨む覚悟であり、知り合いの党員、議員の皆さんに支援をお願いしています。今回の総裁選は、全国11ブロック中8ブロックで合同の演説会を開催するなど、党選管が主催する活動が多く、各候補の独自の動きの余地は限られています。このため、各候補の政策の違い、そして候補間の討論が焦点となりそうです。ともすれば、注目度の高い政策を打ち出しがちですが、一面、総裁に当選し、総理に就任すれば、総裁選での発言が「公約」としてその実現を迫られます。これまでの与党としての政権運営、政策立案の経緯を踏まえる慎重さが求められます。一方、国際社会における我が国の立ち位置や、経済・財政・社会福祉政策、地方創生など、独白性のあるビジョン、課題解決に向けた覚悟など、大所高所からの構想力も問われるものと思います。石破候補の活躍に期待しつつ、今後の政権運営に資する実りある選挙戦を期待しています。27日(金)の投開票日まで、緊張の日々です。なお、郵便事情が以前より厳しくなっており、富山県では党員の皆さんに投票ハガキが届くのは17日(火)となります。締め切りの26日(木)よりは早めに余裕をもって投函されるようお願い致します。

 先週の党務では、10日(火)に根本東日本大震災復興加速化本部長に同席し、福島県森林組合連合会の皆様の要望を受けました。原発事故から13年半を経過し、放射線量が着実に低下している事を踏まえ、森林の再生、林産物の出荷拡大など「山の恵み」の回復に、より一層の取り組みを求められ、第13次提言など与党として努力していく旨、返答しました。11日(水)、公職選挙法改正に係る2回目の超党派打ち合わせに出席しました。都知事選の実態を踏まえ、掲示板のポスターについて、①候補者の氏名記載義務、②品位保持義務、③営業行為についての罰則、の3点を当面の措置として導入するとともに、今後の検討事項を附則・付帯決議に盛り込むことで日本共産党を除く4党の意見が一致しました。次回打ち合わせで附則等をまとめ、成案を得るよう努力します。

 地元では、12日(木)に日帰りで県管工事業協同組合連合会50周年祝賀会に出席し、13日(金)には北陸税理士政治連盟の懇親会に出席しました。次号も総裁選の最中となるので、日々の活動と併せて論戦の焦点など報告しようと思います。

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