国政報告(第744号)

 9月27日(金)党本部のホールにて党総裁選挙が行われ、私が推薦人として応援していた石破茂候補が当選、新総裁に就任されました。この間、議員の皆さん、そして、多くの党員・党友の皆様にお力添えを頂いた賜物と感謝申し上げます。史上最多の9人が立候補し、15日間にわたり論戦が繰り広げられた総裁選でしたが、練り上げられた政策を基軸に、一致結束して国政運営に臨んでいかなければ、と思います。

 富山県内の党員投票の結果は、石破候補が7,376票でトップとなりました。党員票と議員票を合わせた1回目の投票では、高市早苗候補が181票、石破茂候補が154票で、二人が決選投票に進みました。それぞれ5分間づつ、最後の演説をした上で投票が行われ、各県1票づつの都道府県票と、議員票の合計で、石破候補が215票、高市候補が194票となり、石破候補が当選しました。石破先生は5度目の総裁選出馬となり、私にとっても応援するのは4回目でした。自ら最後の挑戦と言われ、初当選以来38年にわたる国会議員としての政治経験を土台に、ご自身の行動の反省も口にされた上で、我が党に投げ掛けられている政治不信を払拭し、内外の課題に「勇気と真心を持って真実を語る」姿勢で取り組み、国民を守り抜くと訴えられ、共感を拡げた選挙戦であったと思います。

 一方、24日(火)に衆院議院運営委員会理事会が開かれ、林官房長官から10月1日(火)に臨時国会を召集する旨、伝達され、初日に首班指名を行うことで合意しました。このため、週末は富山に戻る予定を変更し、東京にて待機することになりました。行事の急な欠席など、関係者にはご迷惑をおかけし、すいませんでした。

 週明けの30日(月)、再び議院運営委員会理事会が開かれ、1日の本会議がセットされました。一方、党役員人事も行われ、新執行部が始動しました。石破総裁からは、9日(水)に衆議院を解散し、15日(火)公示、27日(日)投票日の日程で総選挙を実施したい旨の表明がありました。1日には、岸田内閣が総辞職し、衆参両院の本会議において首班指名選挙を行った結果、石破総裁が第102代総理大臣に指名、就任されました。新内閣発足に伴い、私は内閣官房副長官を拝命し、午後の呼び込み、夕刻の宮中での認証式を経て新たな職責にあたる事となりました。新内閣は、ルールを守る、国を守る、国民を守る、地方を守る、若者・女性の機会を守る、の5つの柱を掲げ、政策を力強く遂行していく方針であり、持ち場でお支えするべく、力を尽くしていく決意です。

 政府の中枢での職務となるため、次号からの国政報告は、公表できる日々の公務を日誌風に綴るスタイルに変更します。また、在京の時間が長くなり、富山に毎週末戻ることも難しくなります。皆様にはどうかご理解の上、引き続き、よろしくお願い致します。

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