国政報告

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国政報告(第677号)

 5月も末となり、梅雨の走りのような天候の下、通常国会も会期末まで3週間余となって、参議院を中心に法案審議が進んでいます。

 先々週に戻って、19日(金)に衆院文部科学委員会が開かれ、一般質疑を行い、次いで24日(水)に仙台市で視察した「ナノテラス」に係る法案を審議・可決しました。週末の地元では、20日(土)朝、高岡市伏木地区の曳山祭りの出発式に出席しました。コロナウイルスの影響を受け、4年ぶりの「フル開催」となり、文化庁の補助も使って修復された各山車が威勢良く曳き回され、夜には山車の心棒同士をぶつけ合う恒例の「かっちゃ」も行われました。

 同日、高岡市でモンゴル国名誉領事館の開設式が大使ご出席の下、開催されました。県内で初めての外国領事館の誕生を祝って藤重名誉領事ほか皆様にご挨拶しました。午後からは、県トラック会館で19回目のミニ対話集会を開催しました。県トラック協会の勝山会長ほか皆さんと、「2024年問題」と言われる令和6年度施行の「働き方改革」によるドライバーの労働規制措置の導入を目前に、必要な対策について意見交換しました。高速道路料金の夜間割引の時間帯を変更する案について、運行形態によっては影響が出ること、平成30年の議員立法によって暫定的に導入された荷主への働き掛け措置や標準的運賃表の期限を延長してほしいことなど、要請を受けました。このうち、期限延長については、今国会で議員立法により実現するべく努力している旨お答えしました。夕刻には党上平支部の総会に出席しました。翌21日(日)朝は第三選挙区支部総務会があり、4月の県議選で当選された15人の県議会議員の皆さんを中心に、県立高校の学科の在り方など地域課題の検討も含めて活動していく旨、方針決定されました。

 週が変わって、23日(火)朝、東京では北陸新幹線建設促進大会が開催されました。大会には京都・大阪府知事を始め、新田知事を含めて沿線各府県知事が本人出席され、明年春の金沢・敦賀間開業を踏まえ、敦賀・新大阪間の早期の工事認可・建設に向け、強力に取り組んでいくことを誓い合いました。アセス手続きが遅れたことから、今年度予算では事業推進調査費として12億円強が計上されており、用地の実態把握や施設の設計検討など、通例は着工後に行う調査を前倒しして進めることになっています。私たち与党関係議員も、高木毅座長の下、PTを組織して事業を後押ししており、引き続き努力して行きます。

 26日(金)党財政健全化推進本部にて、今年度の予算編成に向けた報告、「民間主導の経済成長につながる財政運営実現に向けて」を取りまとめました。既存の財政運営目標(2025年度のプライマリーバランス黒字化)は変えずに、成長分野への支出重点化で税収を伸ばし、収支を改善していく方針を提言しています。

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国政報告(第676号)

 17日(水)に宮城県、22日(月)には新潟県へ行ってきました。本号はその報告を主にします。

 17日は衆院文部科学委員会の法案審議の対象となる次世代3GeV高輝度放射光施設、「NanoTerasu:ナノテラス」の視察に日帰りで仙台市に出向きました。往復は東北新幹線のはやぶさを利用し、片道90分と改めて時間距離の短さを感じました。この施設では、光速近くまで加速した電子の軌道を磁場によって曲げた際に放射される電磁波(軟X線)を用いて物質の微細構造が解析できます。医学、生命科学を始め幅広い産業分野に成果を応用できるものと期待されています。法案は、この施設を兵庫県に所在する特定放射光施設「Spring-8」と「SACLA」、スーパーコンピュータ「富岳」、茨城県に所在する特定中性子線施設「J-PARC」に続いて国の「特定先端大型研究施設」に位置付け、学術・産業の広範な目的に共用できるようにしようとするものです。ナノテラスは仙台郊外の東北大学青葉山キャンパスに建設されており、リングの長さが349mと巨大な円形構造の建造物に設置されています。整備手法も、これまでの国単独ではなく、「官民地域パートナーシップ」として、国の研究開発法人、東北大学、宮城県、仙台市、東北経済連合会などが資金を出し合う手法が取られています。東日本大震災からの東北の復興の一翼を担う役割もあり、施設所在地の東北大学も最近、研究教育面での評価が高まっており、視察に応じて下さった大野総長始め関係者の前向きの意気込みに、委員一同感銘を受けた次第です。法案は24日(水)の委員会にて全会一致で可決されました。

 次いで、21日(日)に新潟で前泊し、22日に細田健一衆議院議員に同行頂いて佐渡島を日帰り訪問しました。目的は、「佐渡島の金山」の世界遺産登録を目指す党PT座長としての現地見学です。往復はジェットフォイルに乗り、海が凪いでいて片道60分強の快適な移動でした。佐渡市の伊貝副市長ほか文化庁、県の方々にお世話になり、登録を目指す主要構成要素である「西三川(にしみかわ)砂金山」、「相川鶴子(あいかわつるし)金銀山」を訪問しました。最初に、ガイダンス施設として整備された「きらりうむ佐渡」にて採掘の歴史と精練・小判鋳造に至る技術の蓄積について詳しい説明を受けました。近代科学が未発達の、鎖国状態の我が国でこれだけの洗練された手法が生み出されたこと、江戸幕府の佐渡奉行所が主導する鉱山開発のために全国各地から人々が移住し、多様な生活文化が今日に伝えられていることに認識を新たにしました。さらに、相川金山の坑道や西三川砂金山野採取場跡を見学し、遺構の把握・保全に努められていることを確認しました。新潟に戻って、県庁で花角知事に面会し、今後、登録に向けての国・県・市の連携された取り組みを党としても応援する旨お伝えし、日程を終えました。

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国政報告(第675号)

 8日(月)にコロナウイルスの扱いが5類に変わり、丸3年余りでようやく社会経済活動を元に戻す軌道に乗りました。9日(火)には高岡市立五位中学校、10日(水)には同志貴野中学校、伏木中学校の生徒の皆さんが修学旅行で国会を訪ねてくれました。一時は見学者も殆どいなかった議事堂にも児童生徒が戻ってきました。東京の前に宮城県石巻市を訪ね、東日本大震災で大きな被害を受けた同市の門脇小学校、大川小学校の震災遺構を見学してきた学校もありました。北陸・東北新幹線を活用した旅が可能になった事を改めて認識しつつ、富山から東北の被災地を訪ね、学習に生かそうという取り組みを、復興に携わる一人として嬉しく思いました。

 五月晴れにつつじが輝く爽やかな日と、寒の戻りのような小雨の日が交錯する中、文部科学委員会の運営、議員立法の準備、6月に予定される「骨太の方針」に向けた政策提言等に携わる毎日です。

 9日には沖縄振興調査会のヒアリングがあり、沖縄でスタートアップ(起業)に取り組む大学人と若者女性のお話を伺いました。さらに11日(木)には社会的事業推進特別委員会を開催し、社会課題の解決を目指す社会的起業を促進するための今年度提言を取りまとめました。提言は、1)施策ユーザーに向けた関連施策のプッシュ型での普及広報、2)地域における人材育成・活用支援による良質な雇用創出と地方への人材還流、3)資金支援の継続・改善の3つの柱からなり、16日(火)の党政策審議会で了承頂きました。

 10日の午前は衆院文部科学委員会にて日本語教育機関認定法案を審議、可決しました。我が国で生活する外国人の留学、就労、日常生活など多様な日本語ニーズに対応して適切な教育が提供できるよう、日本語教育機関の認定制度や、日本語教師の資格登録制度を設けるものです。今国会の文科省関係法案は後1本となりました。 同日、党県連の米原会長代行ほか新役員が上京され、党四役ほか幹部への挨拶に同行しました。先月の県議選でも堅調な成績を収めた事にねぎらいのお話を頂きました。28日(日)の県連大会を契機に、野上会長を中心として一層の党勢拡大を目指します。

 11日朝、党物流調査会で全国トラック協会から要請された貨物自動車運送事業法改正案が了承されました。来年度からの働き方改革に伴う労働時間規制に対応し、事業者の適正な経営を維持するため、荷主対策の特別措置(国土交通大臣の荷主への勧告権、標準的な運賃)を当分の間継続しようとするもので、議員立法により、今国会成立を目指します。

 地元では、13日(土)に、かがやき新高岡駅停車実現期成同盟会党利賀支部の総会に出席の後、富山市でG7教育大臣会合夕食会に参加しました。14日(日)は、角田高岡市長後援会党平支部小杉支部の総会と、県西部を駆け巡る週末でした。

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国政報告(第674号)

 ゴールデンウィークの終盤の5日(金)、自宅で携帯電話の地震通報音が鳴り、程なくいつもより大きな揺れを感じました。石川県珠洲市で震度6強、私の住む高岡市でも震度4を記録した地震でした。夜10時前にも震度3の余震を感じました。被災された能登地域の皆様にお見舞い申し上げるとともに、今後も警戒が必要との事で、お互いに心したいです。6日(土)夕刻から雨が降り出し、気温がぐっと下がった中、8日(月)の朝の上京となりました。

 今年の連休は、8日からのコロナウイルスの5類移行を目前に、各地の祭礼も概ね元の姿で催行されるなど、社会経済活動の回復が進んでいる印象です。砺波市のチューリップフェアが35万人を超える入込みとなり、連休中の北陸新幹線の利用もコロナ前の水準に近づいたそうです。この間、私も1日(月)高岡御車山の勢揃い式、5日(金)の城端曳山の庵唄の所望と、楽しませて頂きました。

 一方、岸田総理はアフリカ4か国訪問の後、7日(日)から韓国を訪問され、4月の尹大統領訪日に続き、12年ぶりにシャトル外交が復活しました。東日本大震災からの復興に関連して、東京電力福島第一原発から出るトリチウム主体の処理水の海洋放出につき、韓国からの視察団を23日(火)に受け入れることで合意されました。この問題については、国際原子力機関(IAEA)のレビューで科学的な安全性が確認されつつありますが、視察を通じて韓国側の理解が進むことはより好ましいと思います。さらに、12日(金)からはG7教育大臣会合が富山市・金沢市で予定され、翌週には広島サミットが開催されるなど、我が国外交の展開が期待されます。

 通常国会は、予算案に続いて重要法案の審議も進み、民間における脱炭素成長型経済を目指した技術開発・設備投資の取り組みをGX債で応援するGX法、マイナンバーカードと健康保険証を一体化させるマイナンバー法改正法に続き、難民申請の取り扱いなど出入国管理を適正化する出入国管理法改正法も本日(9日(火))の衆院本会議で可決され、参院に送付されました。ここからは、参院の審議が焦点で、外交日程も立て込む中、内閣提出法案を確実に仕上げるよう、野上国対委員長を中心に取り組まれることになります。

 党の政務調査会では、6月に政府が決定する骨太の方針に盛り込むべき事項を念頭に各調査会で提言の取りまとめ作業が進んでいます。私が委員長を務める社会的事業推進特別委員会でも、11日(木)には提言を仕上げ、翌週の政策審議会への報告・承認を目指しています。若者世代でも挑戦する方が増えている起業(スタートアップ)を官側から如何に支援するか、昨年に引き続き、2度目の提言となります。8日からは衆議院本会議の密を避ける交互の出席調整も終了し、本会議前の代議士会(議員総会)も3年ぶりに再開されました。新たな気持ちで残り会期に臨んでいきます。

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国政報告(第673号)

 今年のゴールデンウィークは、8日(月)のコロナウイルスの5類移行を目前に、3年ぶりに内外で多くの人々が旅行に出かけるようで、ようやく以前の日常が戻って来るようです。連休明けには、衆議院の本会議の出席制限も終わり、我が党も、会議前に代議士会で議事の確認をした上、揃って会議に臨むスタイルに戻ります。既に、海外からのインバウンド旅行者が順調に増えてきているようですが、今後は富山の観光地にも多くの入り込みが期待できそうです。

 さて、先週の4月26日(水)、衆院文部科学委員会で日本語教育機関認定法の審議に出席した後、「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会」(倫選特)の自由討議で、党を代表して選挙制度についての意見を述べました。党選挙制度調査会事務局長の立場で、郵便投票ができる対象者を現行の「要介護度5」の方から「3及び4」まで広げること、選挙運動期間に特定の候補者の落選を呼び掛ける「落選運動」を規制することなど、提案しました。有権者の方々の投票の機会を拡充すること、選挙運動をより公平公正に行えるようにすることを念頭に、調査会の総意を国会の場で披露でき、後は各党の合意で立法化に結び付けば、と願っています。

 一方、地方議会の成り手不足解消のため、党総務部会のPTで取り組んできた諸施策についても前進を見ました。昨年末の臨時国会で議員立法により、議員の兼業禁止を緩和(自治体から年間300万円までの請負事業を容認)しましたが、28日(金)、内閣提出の地方自治法改正法案が成立しました。PTの提言も受けて、第33次地方制度調査会から答申された内容に沿って、地方議会・議員の機能や職務が明文化されました。議会は、自治体の「重要な意思決定に関する事件を議決し、並びにこの法律に定める検査及び調査その他の権限を行使する」と規定されました。そして、「議会の権限の適切な行使に資するため」、自治体の「議会の議員は、住民の負託を受け、誠実にその職務を行わなければならない」とされました。地方議会・議員の位置付けを明確にすることで、住民の理解が進み、中小団体における議員報酬の在り方や、地方議員の厚生年金への加入など、様々な成り手不足対策の前進につながればと思います。

 27日(木)には党財政健全化推進本部の新しい資本主義実行本部との合同会合もありました。財政は民間資金の回転(投資・消費)による経済成長の実現を目指し、効果的に執行されるべき(ワイズスペンディング)であり、経済成長と財政健全化が税収の増加を通じて好循環するよう、政策選択をすべきとの立場で、数回ヒアリングが行われる予定です。一方、今春の春闘は3%台以上の賃上げが中小企業にも及んでおり、賃金と物価の好循環も期待されます。

 30日(日)、地元高岡市伏木地区の勝興寺で国宝指定書の伝達式が行われ、出席しました。今後、更なる活用を念じます。

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国政報告(第672号)

 先週も週内は暖かく、週末は朝晩肌寒い気候となりましたが、22日(土)には砺波市のチューリップフェアが開幕し、式典に出席しました。初日に満開宣言をするのは初めてのことだそうですが、ここ数日の冷え込みで花が日持ちして良かったです。23日(日)は高岡市で、射水神社二上射水神社の例大祭に参列しました。後者で恒例の築山行事の道具等が文化庁のコロナ対策の支援予算も使って新調され、人出も多く、心意気を感じました。

 さて、前号に続き、福島出張の二日目(18日(火))を報告します。浪江町のホテルを出発して、まずは町内に設置された水素ステーションを訪問しました。町内の大型水素製造実証施設「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」で製造された水素を供給する施設です。運営者は東京オリンピックで使われた水素燃料電池自動車(ミライ)を買い取って住民・企業に貸し出しているとの事、町の「水素タウン構想」の具現化が進むよう期待します。次いで、帰還困難区域に設けられた特定復興再生拠点で、避難指示解除を受けて帰還準備を進めている大堀相馬焼の窯元、半谷(はんがい)さんのお宅で吉田町長と一緒に現状を伺いました。作業所も未だ震災発災時のまま、12年が経過していますが、もう一度故郷に戻って窯を再建したいとの心意気にこちらが元気を頂きました。

 次いで、富岡町に移動して、双葉郡8町村の首長さん方と額賀党東日本大震災復興加速化本部長との意見交換会に臨みました。東京電力福島第一原発との位置関係によって復興のスピードには違いがありますが、各町村とも弛みない努力で復興を進めておられます。福島国際研究教育機構の開所など新たな動きも含め、移住・定住環境をさらに整え、新たな地域発展の歩みに結び付けたいとの意欲を感じました。幾つかの町村では、教育施設の整備に併せて子育て中の若手世代が帰還する事例も出ているとの事でした。

 富岡町の松本町長、高橋議長との昼食懇談の後、大熊町・双葉町にて今年度から除染を開始する帰還困難区域内の特定帰還居住区域を案内頂きました。大熊町では吉田町長に下野上1区を、双葉町では伊澤町長に三字地区を案内頂きました。いずれも、家屋が点々とする集落と水田から成っており、生活を再開する上で、除染範囲をどう定めるかはこれからの調整です。この先行事例を参考に、富岡町、浪江町を含め、残された区域で未だ避難を余儀なくされている方々の帰還意向の確認を丁寧に進めて行くこととなります。

 昨年夏に開所した双葉町役場を訪問し、最後に福島県庁を訪問して内堀知事に2日間の視察内容を報告しました。今後、夏場に向けて、視察で得た問題意識を土台に、復興庁ほか各省庁の取り組みをヒアリングした上、公明党と共同で復興加速化のための第12次提言をまとめていきます。

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国政報告(第671号)

 今週は、23日(日)の投票日に向けて統一地方選の後半戦と衆参5選挙区の補欠選挙の運動期間となります。15日(土)に和歌山県に応援に入った岸田総理に向けて爆発物が投げ入れられた事件は総理にケガは無かったものの、昨年夏の参院選で安倍総理が銃撃され、亡くなられた事件に続くもので、決して許されるものではありません。政治はあくまでも言論によるものであり、暴力行為を許さない風土・環境を改めて作り上げていかなくては、と思います。

 週末の地元は肌寒い気候でしたが、15日は勝興寺での高岡茶会、第三選挙区で当選された同志県議15名との昼食懇談会、第三選挙区支部幹事会と日程が続き、夜は庄川町経済懇話会の第200回例会に講師としてお招きを受けました。16日(日)は南砺市城端支部の総会に出席の後、深夜の”はくたか”で上京しました。

 週明けの17-18(月-火)と、党東日本大震災復興加速化本部事務局長として、額賀本部長、鈴木事務局長代理とともに福島県に視察に出向きました。初日、まずは福島県立医科大学を訪問し、サイクロトロンを用いてガン治療のための新規放射性薬剤の研究開発の現況を伺いました。体外から患部に放射線を照射するのではなく、飲み込んだ薬剤が直接患部に付着して、体内で放射線によりガン細胞を死滅させるもので、患者の負担が軽い治療法の確立を目指すものです。次いで、飯舘村で杉岡村長と昼食懇談の後、南相馬市に入り、門間市長に同行頂いて、小高地区で起業により地域課題の解決を目指す小高ワーカーズベースを訪問しました。起業しようとする若者の集う場所を運営している和田代表のお話は、党社会的事業推進特別委員長の立場からも勉強になりました。230haの規模で営農に取り組む高ライスセンターの後、原町地区に立地する「福島ロボットテストフィールド」で実証活動に取り組む企業4社の代表者から技術開発の取り組みを伺いました。

 続いて浪江町に移動し、4月1日に発足した福島国際研究教育機構の山崎理事長他スタッフの皆さんを激励訪問しました。この日に見聞きした前向きな産学の取り組みを束ねて、浜通りのイノベーションコースと構想を具現化する司令塔の役割が機構には期待されており、確かな一歩を踏み出している印象を受けました。最後は浜通りデザインセンターに伺い、吉田町長にも同席頂いて、デジタル・データに基づいて地域のデマンド交通を構築する試みの説明を受けました。このモデルが完成すれば、人口が希薄な地域に応用して持続可能な公共交通を実現できるのでは、と将来性を感じました。出張の1日目で、原子力災害に見舞われた福島県浜通りが避難住民の帰還に加え、移住者も含め、新たな発展へと踏み出していく予感を持ちました。2日目については次号で報告します。国会は、連休を前に内閣提出法案の審議が各委員会で精力的に進められています。

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国政報告(第670号)

 東京は桜が散って、新緑の萌える候となりました。先週末までは気温の低い日が続き、富山では桜の見ごろが続きましたが、今週は気温がぐっと上がりそうで、季節の歯車が回りそうです。

 9日(日)に県議会議員選挙の投票日を迎え、第三選挙区では、無投票当選の方を含め、党公認・推薦で15名が当選となり、射水市が3名と1名増になりました。一方、残念ながら、氷見市、高岡市で1名ずつ現職の方が落選となり、十分に背中を押せなかったことを申し訳なく思います。今後、県連も新たな体制を組むことになりますが、引き続き、富山県の発展を目指し、国・県・市町村が結束して頑張っていきます。統一地方選は23日(日)の市町村長・議会選挙へと進みますが、併せて衆院4選挙区、参院1選挙区の補欠選挙も施行されるため、党本部の一員として努力していきます。

 年度末に戻って、「次元の異なる少子化対策」について、党からの提言も受けて小倉担当大臣から具体的な政策の試案が示されました。若者世代の結婚、出産、子育てというライフ・ステージに沿って、取り得る施策をまずは網羅的に拾い上げ、6月の骨太方針決定に向けて具体化を図っていくという内容です。この春の春闘で近年にない賃金の引き上げが実現しつつありますが、まずは「入口」の家族を持つことの不安の解消から、男性の育児休業の拡大による出産時の女性の負担の軽減、子育てに係る経済的負担の軽減と、総合的な内容になっています。今後は、効果的な施策の選択、それを実現するための財源の確保など詰めの作業が続きます。

 一方、年度初めの4日(火)、6日(木)、7日(金)と衆院本会議にて防衛力の抜本的強化に係る防衛3文書、財源確保法案、装備品強化法案の趣旨説明・質疑がありました。ロシアのウクライナ侵略など国際安全保障情勢の変化を受けて、我が国の防衛力を高めるため、所要の予算を5年間で倍増しようとするものです。少子化対策とともに、国として当面取り組むべき重要分野ですが、いずれも財源を如何に確保するかが課題となっています。経済成長、財政健全化、施策の充実をいかにバランス良く実現させていくか、知恵の絞り所だと思います。

 衆院文部科学委員会は、5日(水)に一般質疑の後、この国会2本目の著作権法案の審議に入りました。学校現場では教師の働き方改革、コロナウイルスの影響への対処、DX化の推進など様々な課題があり、高等教育、科学技術、文化、スポーツを含め、議論を深めていけるよう、筆頭理事として務めていきます。

 週末は選挙の投開票と重なりましたが、8日(土)に高岡市博物館、9日には高岡又新(ゆうしん)会とお茶席に参加しました。こういった活動もようやく以前の姿に近づいてきて、心を洗う機会を頂けました。「日々又新」で当面する政務をこなしていきます。

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国政報告(第669号)

 先週末は富山の桜も満開となり、日中は晴天で暖かく、朝晩はぐっと冷え込むという気候にも恵まれ、今しばらくは見ごろが続きそうです。3月31日(金)に県議会議員選挙が告示され、まずは小矢部、砺波、南砺の3市選挙区で同志の皆さん5人が無投票当選されました。射水、氷見、高岡の3市選挙区では総定数12と同数の12氏が党公認・推薦で立候補し、厳しい選挙戦となっています。4月1日(土)、2日(日)と9陣営の集会で応援演説させて頂き、4日(火)には東京から日帰りで、残り3陣営に伺います。全員当選を念じつつの一週間です。このほか、2日に高岡商工会議所青年部、3日(月)に理容組合高岡支部の総会に出席しました。

 国会は28日(火)に参院本会議で新年度予算が成立し、31日に国交、農水省など直轄・補助工事費の箇所付けが公表されました。本体工事が始まる利賀ダムを始め、幹線道路の整備、また、近年要望が強い各地の農地整備事業の新規採択など、概ね順調に配されました。引き続き内閣提出法案の審議が進められており、文部科学委員会も5日(水)に一般質疑の後、著作権法改正案を扱う予定です。

 先週は私が主催するPT・委員会が3件開催されました。まず、28日に超党派の「農山漁村体験教育推進PT」を開催し、青少年の自然体験活動を支援する各省予算の報告の後、以前から積極的に取り組んでいる武蔵野市教育委員会、(独法)国立青少年教育振興機構から子供たちに与える効果について、事例や意識調査結果を発表頂きました。「青少年自然体験活動等の推進に関する法律案」を議員立法として成立させるべく、出席議員の支援を要請しました。

 29日(水)には党の「地方鉄道のあり方に関するPT」の第5回会合にて、「議論の整理(案)」を提示し、意見交換しました。今国会で地域公共交通活性化再生法の成立が見込まれ、国が地域の公共交通の再構築に積極的に関わるという新たな制度の下、ローカル鉄道を維持存続させようとする場合の具体的方策をできるだけ多く提案しようと考えています。PTでは、鉄道業界が一体となった取り組み・相互支援、水素電車やBRTの活用、税制措置の拡充など多様な意見が出され、整理の上、次回で取りまとめる予定です。

 30日(木)には党の「社会的事業推進特別委員会」の第3回会合にて、岩手県の㈱ヘラルボニーの松田社長・松田副社長、(一社)インパクトスタートアップ協会の米良代表理事をお迎えし、社会課題解決による起業の具体的事例を伺いました。ヘラルボニー社は、障碍者の美術作品をブランド化し、ファッション、インテリアなど様々な分野で活用し、著作権使用料を障碍者に支払うシステムを構築、国内外に事業を展開されています。障碍者の芸術活動支援を成り立たせ、自立に導くには、様々なノウハウの重ね合わせが有効だった由、この点からも社会的起業の支援施策を見出して行きます。

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国政報告(第668号)

 26日(日)午後、京都駅に隣接するホテルで文化庁の京都移転祝賀会が開催され、富山から出席しました。岸田総理、永岡文科大臣、地方創生担当の岡田大臣、都倉文化庁長官など、挨拶があり、明治の初めに都が東京に移されて以来、初めての中央省庁の地方移転を祝い、意義が強調されました。確かに、数百人規模で職員及び家族が京都に住民票を移す事自体が画期的です。また、文化行政の面では、京都は有形・無形の文化財の宝庫であり、政策立案に携わる職員の皆さんにとっても、肌で京都の持つ雰囲気に触れ、様々な文化的経験ができる点で、創造的な「化学反応」を期待するものです。しばらく期間を空けて、移転の得失も検証されるものと思いますが、他省庁においても、「庁レベル」で全国各地のブロック都市に移転する流れを作り出せれば、民間企業の動きにも影響を与えるのでは、と期待しています。また、単に東京から出るだけでなく、移転先の土地の風土が行政に新たな活力を吹き込んでくれれば、国の機能を分散配置するメリットが高まるものと思います。

 さて、先週は20日(月)にいったん地元に戻り、春分の日の21日(火)に砺波市選出の米原県議、小矢部市選出の筱岡県議の事務所開きに出席しました。その晩に再度上京し、22日(水)は衆院文科委員会で「私立学校法改正案」の審議を進め、全会一致で可決、24日(金)の本会議で無事参院に送付しました。この本会議では岸田総理のインド・ウクライナ訪問の帰朝報告・質疑も行われました。広島サミットの前にG7のメンバーとしてウクライナを訪問しておくことが我が国外交上の課題となっていました。安全確保の面でも、極秘裏に事を運ばねばならなかったことは大方の党派の了解を得ており、質疑も概ね順調に進みました。

 一方、統一地方選は23日(木)から知事選がスタートし、4月9日(日)の投票日に向けて各地で選挙戦が展開されています。幸い内閣支持率は、ウクライナ訪問も寄与して週末の世論調査でも上昇傾向が続いています。4月23日(日)の国政の5選挙区補欠選挙にも追い風と言えそうです。一方、懸念されるのは、一部地域で党内で候補を絞り切れず、分裂選挙になっていることで、オウンゴールによる取りこぼしの無きよう、念じています。

 週末の25日(土)朝、南砺市選出の武田県議の事務所開きに出席、これで地元の党公認・推薦候補の選挙事務所が全て揃いました。夕刻には米原県議の事務所で橋本聖子参議院議員、稗苗県議の激励演説会があり、堂故議員とともに顔を出しました。午後には高岡市二塚地区の地域活性化推進協議会の設立総会に出席しました。新幹線の敦賀延伸や南環状道路の整備を踏まえ、地域の発展方向を住民・企業で構想しようという取り組みで、時宜を得たものと思います。次号からは新年度、予算成立後の展開を追っていきます。

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